50代からのギター再開|チューブスクリーマー(TS系)の使い方と音作りガイド【定番OD完全解説】

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「チューブスクリーマーって名前はよく聞くけど何がいいの?」「TS系って普通のオーバードライブと何が違うの?」——エフェクターに興味が出てきた50代のギタリストから、こんな質問をよく受けます。

チューブスクリーマー(TS系)はギター用オーバードライブの中で最も長く愛され続けている定番エフェクターです。ブルース・ロック・ポップスのギタリストに世界中で愛用されており、その特有のサウンドキャラクターには明確な理由があります。

この記事では、50代のギター再開者向けにチューブスクリーマー(TS系)の特徴・使い方・音作りのコツを解説します。


■ チューブスクリーマーとは何か

チューブスクリーマーは1979年にIbanezからリリースされたオーバードライブペダルの元祖です。多くのプロミュージシャンに愛用された伝説のコンパクトエフェクターで、現在でも世界中で使われ続けています。

現在「TS系(チューブスクリーマー系)」と呼ばれるエフェクターはオリジナルのTS808・TS9をベースにした派生・クローンモデルを含む大きなカテゴリです。


■ TS系の最大の特徴:「ミドルが出る」サウンド

TS系の特徴は「ミドルが前に出て、低域が締まり、バンドで抜ける」サウンドにあります。

音域TS系の特徴
低音域締まった音・タイトな印象
中音域(ミドル)前に出る・存在感が増す
高音域程よく整った音

この「ミドルが出る」特性がなぜ重要かというと、バンドアンサンブルの中でギターが埋もれにくくなるからです。ギタリストがバンドで「抜ける」音を作るときにTS系が定番として愛され続ける最大の理由がここにあります。


■ TS系の2つの使い方

▼ 使い方① オーバードライブとして使う(歪みを加える)

クリーントーンのアンプにTS系をつないで、独自の歪みとキャラクターを加える最も基本的な使い方です。

チューブスクリーマーをオーバードライブとして使う場合は、まずは12時の位置から音作りをはじめてみましょう。歪みが足りない場合はDRIVE(ゲイン)を上げていきます。

・音が硬かったり、音がこもる場合はアンプ側が完全クリーンになっているためアンプの歪みを少し加える
・アンプ自体がある程度歪んでいる状態でTS系を使うと、より自然でまろやかな音になる

▼ 使い方② アンプブースターとして使う(かけっぱなし)

TS系はブースターとして使うと真価を発揮します。歪みを足すためではなく「音を纏めつつ、低域と高域の帯域を程よく抑えてくれるEQ的な用途」として使います。

具体的なセッティング:
・DRIVE(歪み):最小〜2〜3程度
・LEVEL(音量):アンプ前後で音量差がないよう調整
・TONE:使うギターのピックアップによって調整

アンプを軽く押し出すイメージで使うと「音が纏まる・バンドの中で抜ける」効果が生まれます。


■ TS系の基本的なツマミと役割

ツマミ役割設定のポイント
DRIVE(ゲイン)歪みの量まず12時から始める
TONE音の明るさ高くすると硬くなる
LEVEL(音量)出力音量ON/OFFで音量差が出ないよう調整

■ 代表的なTS系モデル

▼ Ibanez TS9 TUBE SCREAMER(定番)

最も有名なTS系の定番モデルです。元祖TS808の後継として開発され、現在も世界中で愛用されています。まずTS系を試したい方に最適な一台です。

・特徴:TSらしい芯のある音・まず体験するのに最適
・向いている使い方:ブースト、クランチ作り
・価格帯:約14,000〜17,000円

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▼ Ibanez TS808 TUBE SCREAMER(元祖・ヴィンテージ系)

1979年発売の元祖チューブスクリーマー復刻版です。オリジナルTS808の回路を再現した中域にピークのあるまろやかな音色で、滑らかなブースト感が特徴。よりヴィンテージ感のあるサウンドを求める方に。

・特徴:まろやかで温かみのあるサウンド
・価格帯:約17,000〜20,000円

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■ TS系が向いているジャンルと使い方

ジャンル使い方
ブルースかけっぱなしでアンプブースト・ソロで踏む
ロック軽い歪みで常時ON・ソロでLEVELを上げる
ポップスクリーントーンに温かみを加える
ジャズクリーンブースターとして使う

■ 50代ギタリストへのTS系活用アドバイス

▼ まずTS9から試す

初めてTS系を試すなら、価格が手頃で音のキャラクターがわかりやすいTS9がおすすめです。TS系の特徴である「ミドルが出る音」を体感してから、好みに応じてTS808や他のTS系クローンを選んでいきましょう。

▼ アンプとの組み合わせが重要

TS系はクリーントーンのアンプより、ある程度歪んでいるアンプと組み合わせた方が本来の美しさが出ます。スタジオのマーシャル系アンプと組み合わせると特に効果的です。

▼ DRIVE(歪み)は上げすぎない

TS系は歪みを上げすぎると音が潰れてしまいます。DRIVE(歪み)は控えめにして、LEVELで音量を補う方が自然な音になります。


■ まとめ:チューブスクリーマー(TS系)の特徴

ポイント内容
最大の特徴ミドルが前に出てバンドで抜ける
主な使い方オーバードライブ・アンプブースター
最初の設定すべてのツマミを12時から始める
おすすめ入門モデルIbanez TS9
相性の良いジャンルブルース・ロック・ポップス

TS系は「歪みの量を増やす」より「音を磨いてバンドの中で輝かせる」エフェクターです。50代のギタリストのサウンドに温かみとキャラクターを加えるために、ぜひ一度試してみてください。


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