50代からのギター再開|ワウペダルの使い方と種類ガイド【クライベイビー・VOXを徹底解説】

ギター機材

「あのワウワウという音を出してみたい」「ワウペダルってどうやって使うの?」「クライベイビーとVOXはどちらがいいの?」——エフェクターに興味が出てきた50代のギタリストから、こんな質問をよく聞きます。

ワウペダルはギターの音の周波数帯を足元でコントロールするエフェクターです。踏み込むことで高音域が強調され、戻すと低音域が強調されるため、まるで人の声のような「ワウワウ」という効果が得られます。

この記事では、50代のギター再開者向けにワウペダルの仕組み・使い方・種類・おすすめモデルを解説します。


■ ワウペダルとは何か

ワウペダルはカッティングをより印象的に聴かせたり、リードプレイをより感情的でワイルドなものにすることができるエフェクターです。

ペダルを踏み込むことでギターの周波数帯を変化させる少し変わったエフェクターで、踏み込んだ状態だと高音域がブーストされ、上げた状態では中低音域がブーストされます。この変化が「ワウワウ」という独特の音を生み出します。


■ ワウペダルの歴史

ワウペダルは1967年にVOXから世界に初めて登場しました。エリック・クラプトンが「英雄ユリシーズ」のレコーディング中に使用し、その後ジミ・ヘンドリックスが「Voodoo Child」で圧倒的な使い手として世界に広めました。

ジミ・ヘンドリックスの革新的なサウンドから、スラッシュのロックアンセム、トム・モレロの実験的な使い方まで、ワウはプレイヤーの個性を最大限に引き出すエフェクターとして発展してきました。


■ ワウペダルの2大ブランド

▼ VOX系:マイルドで爽やか

世界初のワウペダルを生み出したVOX社の王道ワウサウンドを受け継ぐモデルです。Dunlop製と比べるとワウのピークは強すぎず、角が取れた柔らかいサウンドが特長です。高域が痛くならないマイルドなかかり具合で、クリーン〜クランチのカッティングでも爽やかな効果音を演出します。

・向いているジャンル:ブルース・ポップス・ビートルズ系・カッティング
・音の特徴:温かみがある・マイルドな歪み

▼ Cry Baby系(Jim Dunlop):強烈でダイナミック

VOXワウに比べると特に高域側の変化量が多く、最大まで上げて弾くと少し耳が痛くなるほどピーキーなまでに強調されます。派手でダイナミックな効きこそが「これぞクライベイビー」という個性です。歪みエフェクターとの相性も抜群で、クリーンのカッティングによるファンキーな「チャカポコサウンド」から、ディストーションを併用した激しいソロまでカバーします。

・向いているジャンル:ロック・ハードロック・ファンク
・音の特徴:存在感が強い・激しいソロに最適


■ ワウペダルの接続位置

ワウペダルは基本的にギターの直後・歪み系エフェクターの前段に接続します。

【基本の接続順】
【ギター】→【ワウペダル】→【歪み系エフェクター】→【空間系】→【アンプ】

ワウを歪みの前に置くと、ワウで強調された音域が歪んで「鳴き叫ぶような」サウンドになります。逆に歪みの後に置くと、すでに歪んだ音にワウのフィルターがかかるため、よりシュールな印象になります。まずは基本通り歪みの前段から試しましょう。


■ ワウペダルの基本的な使い方

▼ 使い方① リズムに合わせてカッティングで使う(ファンク系)

ワウペダルの最もポピュラーな使い方のひとつがファンクのカッティングです。8ビートや16ビートに合わせてペダルを踏み込むタイミングを意識することで、「チャカポコ」というリズミカルなグルーヴが生まれます。

▼ 使い方② ソロで感情表現に使う(ロック・ブルース系)

ギターソロの感情が高まる部分でワウを踏み込むことで、「ギターが泣き叫ぶような」表現が生まれます。特にスローブルースのソロでワウを使うと、感情表現が格段に豊かになります。

▼ 使い方③ ペダルを固定してイコライザーとして使う

ペダルを特定の位置で固定してイコライザーとして使う方法もあります。少しこもった音やシャリっとした音をペダル操作ですぐに調整できます。

▼ 使い方④ 使いすぎに注意

ワウペダルを使いすぎると演奏が単調に聞こえることがあります。ペダルを使うポイントを絞り、イントロやサビだけに絞って使用するのも効果的です。


■ おすすめワウペダル2選

▼ ① Jim Dunlop GCB-95 Cry Baby(定番・入門に最適)

1966年登場以来、多くのギタリストに愛用されてきたワウの代名詞モデルです。シンプル構造ゆえ耐久性も高く、初心者からプロまで支持されています。価格帯も1〜2万円未満と手頃で、入門機として最適な王道モデルです。

・特徴:派手でダイナミックなワウサウンド・耐久性が高い
・向いている方:ロック・ブルース系・初めてワウを試したい方
・価格帯:約15,000〜18,000円

AmazonでJim Dunlop GCB-95 Cry Babyを見る


▼ ② VOX V847-A(マイルド・ヴィンテージ系に)

VOXの定番ワウペダルで、60年代のオリジナルモデルのサウンドキャラクターを継承したモデルです。マイルドで爽やかなワウサウンドで、カッティングとの相性が抜群です。スイッチ切り替え時のポップノイズを抑えられるため、初めてワウを使う方でも扱いやすい設計です。

・特徴:マイルドで扱いやすい・ヴィンテージサウンド
・向いている方:ブルース・ポップス系・温かみある音が好きな方
・価格帯:約12,000〜15,000円

AmazonでVOX V847-Aを見る


■ 50代ギタリストへのワウペダル活用アドバイス

▼ まずCry Babyから試す

初めてワウペダルを購入するなら、情報が豊富で扱いやすいCry Baby GCB-95がおすすめです。価格も手頃で、ロック・ブルース・ファンクと幅広く対応できます。

▼ リズムを意識して踏む

ワウペダルをリズムとバラバラに踏んでも効果が薄いです。曲のビートに合わせて踏み込むタイミングを意識することが、ワウを上手く使いこなすコツです。

▼ 足の力は最小限に

長時間踏み続けると足が疲れます。足首だけを使ってペダルをコントロールする感覚をつかむと、疲れにくくなります。


■ まとめ:ワウペダル選びのポイント

チェック項目おすすめの選択
音の好み強烈→Cry Baby、マイルド→VOX
ジャンルロック・ファンク→Cry Baby、ブルース・ポップス→VOX
予算1〜2万円台が入門の目安
最初の1台Cry Baby GCB-95が最もバランスが良い

ワウペダルは一度使うと手放せなくなる、個性豊かなエフェクターです。足元でギターの音に「声」を与える楽しさを、ぜひ50代のギターライフに取り入れてみてください。


■ エフェクターの使い方をプロと一緒に学びたい方へ

ワウペダルの効果的な使い方や音作りは、オンラインレッスンでプロに教えてもらうと理解が一気に深まります。

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