ギターを再開してから1年以上が経ち、セッションバーやギター教室で多くのギタリストと出会いました。
その中で気づいたことがあります。同じ時期にギターを始めた人でも、1年後の上達具合が全く違うということです。
「あの人はなぜあんなに上達が早いんだろう」「自分はなぜなかなか上達しないんだろう」——この疑問を追いかけていくうちに、上達する人としない人には明確な違いがあることが見えてきました。
この記事では、50代でギターを再開した私が実際に観察・体験した「上達する人・しない人の違い」をリアルにお伝えします。
■ 上達する人の特徴① 毎日少しでも弾く習慣がある
上達が早い人に共通していたのが「毎日ギターに触れる習慣」です。
休日だけ集中して4〜5時間練習するのと、毎日30分ずつ練習するのとでは、後者のほうが上達が早いと言われています。なぜなら楽器の練習は脳と筋肉のトレーニングであり、脳が覚えたことや身についた筋肉を維持することがとても重要になるためです。
私が観察していた中で最も上達が早かった方は、「毎日最低10分だけ弾く」というルールを自分に課していました。週末にまとめて4時間練習していた方より、半年後の上達度がはるかに高かったことが印象的でした。
■ 上達する人の特徴② 「弾きたい曲・なりたい姿」が明確
実際に着実に上達する人は目標が明確で、尚且つ人前で発表するなどのプレッシャーや期限が決まっている人が多いです。
上達が早かった人に共通していたのは「○○のあの曲のイントロが弾きたい」「半年後のセッションで○○を弾く」という具体的な目標を持っていたことです。
一方で上達が遅かった人に共通していたのは「なんとなく上手くなりたい」という漠然とした目標だけを持っていたことでした。
■ 上達する人の特徴③ 音楽をたくさん聴いている
ギターが上達しない人は日常的に音楽を聴いていないことが多いように感じます。そもそも音楽が好きでギターを弾いているはずなのに、何とも矛盾した状態ではないでしょうか。
上達が早い人ほど、好きなギタリストの演奏を日常的によく聴いていました。通勤中・家事中・就寝前——音楽を聴く時間が多い人ほど「音のイメージ」が豊かで、それが演奏表現に直結していました。
「耳が育つこと」はギター上達の最重要要素のひとつです。
■ 上達する人の特徴④ 素直にアドバイスを受け入れる
ギターの上達が早い人の特徴として挙げられるのが「素直さ」です。教室の講師や教本に書いてあることを疑わず、まずはそのまま受け入れられる人の方がぐんぐんと成長していきます。
セッションやレッスンで「こうした方がいい」というアドバイスをもらったとき、すぐに実践する人と「でも私はこうした方がやりやすい」と自己流を維持する人では、半年後の差が大きかったです。
自分の癖や習慣から抜け出せないまま、時間ばかりが過ぎてしまうケースも少なくありません。
■ 上達する人の特徴⑤ 録音・録画で客観的に確認する
上達が早かった人のもう一つの共通点は、定期的に自分の演奏を録音・録画して聴き返していたことです。
弾いている本人は「うまく弾けた」と感じていても、録音を聴き返すとリズムのズレやコードチェンジのモタつきが明確に聴こえてきます。この「客観的な自己評価」ができる人は、問題点を早期に発見して修正できるため、上達が加速します。
■ 上達しない人の特徴① 練習方法が「なんとなく」になっている
どれだけ長い時間練習しても、間違った方法で練習を続けても上達しないでしょう。
上達が遅かった人に共通していたのは「なんとなくギターを触っている時間」が多く「目的意識のある練習時間」が少ないことでした。
「今日はこのコードチェンジを20回完璧にできるまで練習する」という具体的な目標なしに練習している人と、明確な目標で練習している人では、同じ30分でも得られる成果が全く違います。
■ 上達しない人の特徴② 好きな部分ばかり練習している
苦手な部分を避けて、弾けるところばかり繰り返し練習する——これも上達を妨げるよくあるパターンです。
楽しいから弾けるところを弾きたくなるのは自然なことですが、上達には「苦手な部分に正面から向き合う」練習が不可欠です。
上達が早かった人は例外なく「苦手なところを重点的に練習する」習慣を持っていました。
■ 上達しない人の特徴③ 人前で弾く機会を持っていない
ギターを完全に「一人の趣味」として完結させている人は、上達のペースが遅い傾向がありました。
人前で弾く経験(セッション・ライブ・家族への演奏など)は、「聴かれる緊張感」と「誰かに伝える意識」を生みます。この体験が練習の質を大きく変えます。
一人で練習するだけでは気づけない問題点が、人前で弾いたときに初めて浮き彫りになることも多いです。
■ 50代ならではの「上達の強み」
50代の方が特に持っている上達の強みがあります。
▼ 継続力
一昔前のように若い頃のような衝動的なやる気ではなく、地道に積み上げていく力が50代にはあります。どんなに才能のない人でも、長く続けていれば少しずつ積み重ねていくことができます。
▼ 感情表現の豊かさ
人生経験が豊かな50代は、音楽に感情を乗せる表現力が自然と備わっています。若い頃にはなかった「音楽の深み」が演奏に出てきます。
▼ 目標設定の確かさ
「何のためにギターを弾くか」が明確な50代は、練習の方向性がブレにくいです。
■ まとめ:上達する人・しない人の違い
| 上達する人 | 上達しない人 |
|---|---|
| 毎日少しでも弾く | 気が向いたときだけ弾く |
| 具体的な目標がある | 漠然と「上手くなりたい」だけ |
| 音楽をよく聴いている | 練習だけして聴かない |
| アドバイスを素直に受け入れる | 自己流にこだわる |
| 録音して客観的に確認する | 感覚だけで判断する |
| 苦手な部分を重点的に練習する | 好きなところだけ弾く |
| 人前で弾く機会を持つ | 一人で完結させている |
ギターの上達に才能は関係ありません。「継続できるかどうか」と「正しい方法で練習できるかどうか」——この2点に尽きます。50代からでも、この2点を意識するだけで上達スピードが大きく変わります。
■ 正しい方向で上達したい方へ
上達を加速させるには、オンラインレッスンでプロに練習方法を確認してもらうのが最も効果的です。


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