50代からのギター再開|「リフ」「リック」「グルーヴ」って何?知っておきたいギター専門用語15選

ギター練習

「リフがかっこいい、ってよく聞くけど正確な意味を知らない」「バンドマンの会話に出てくる用語がわからず置いていかれる気がする」——ギターを続けている50代の方から、こんな声をよく聞きます。

音楽用語は、知らない言葉があまりに多いと、せっかく練習しようという気持ちに水を差されてしまうこともあります。しかし基本の用語を押さえておくだけで、教則本や動画の理解度が一気に上がり、他のギタリストとの会話にも困らなくなります。

この記事では、50代のギター再開者向けに、知っておきたいギター専門用語15選をわかりやすく解説します。


■ フレーズに関する用語

▼ ① リフ(Riff)

特定の楽曲中で繰り返し使われる、短く印象的なフレーズのことです。「繰り返す」という意味の英語「リフレイン」が語源とされています。イントロで使われることが多く、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」のように、曲名を知らなくてもメロディを聴けば「あの曲だ」とわかるほど強い印象を与えます。

▼ ② リック(Lick)

ソロや伴奏の一部で使用される短いフレーズのことです。リフとの大きな違いは、リフが「特定の楽曲」で繰り返し使われるのに対し、リックは楽曲を限定しない、即興演奏のアイデアとして使われる点です。著作権の扱いも異なり、リフには著作権が発生することが多いのに対し、リックは基本的に著作権が発生しないとされています。

▼ ③ アドリブ(Adlib)

即興演奏のことです。楽曲で決められた演奏から離れ、自由に演奏することを指します。ジャズやブルースのセッションでよく求められる技術です。


■ 演奏スタイル・パートに関する用語

▼ ④ リードギター

メインのフレーズを担当するギターのことです。ソロやリフ、印象的なメロディラインを弾くことが多く、ステージでは向かって右側(上手)に立つことが多いパートです。

▼ ⑤ リズムギター(バッキング)

コードなど、フレーズを支えるパートを担当するギターのことです。ボーカルが兼務することも多く、独立してこのパートを担当する場合はステージ向かって左側(下手)に立つことが多い傾向があります。

▼ ⑥ カッティング

弦をミュート(消音)しながらピッキングすることで「チャカチャカ」というリズミカルで歯切れの良い音を生み出す奏法です。ファンクやポップスでよく使われ、楽曲に軽快なグルーヴ感と躍動感を生み出します。

▼ ⑦ セーハ(バレー)

指を伸ばして同じフレットの複数の弦をいっぺんに押さえるフォームのことです。「初心者の壁」と呼ばれるFコードやBコードなど、1弦から6弦まで全部押さえる押さえ方がこれにあたります。


■ 機材・サウンドに関する用語

▼ ⑧ 歪み(ひずみ)

ギターの音を割れさせて、ロックらしいザラついたサウンドにすることです。読み方は「ひずみ」で、「ゆがみ」と読むと知らない人だと思われてしまうので注意が必要です。

▼ ⑨ ビビり

弦がフレットに接触してビンビンと不快な音が鳴ってしまう状況のことです。多くの場合、弦高が低すぎるか、ネックが反っているかが原因です。楽器店で調整してもらうことで解決できます。

▼ ⑩ シングルコイル・ハムバッカー

ギターのピックアップ(弦の振動を電気信号に変える部品)の種類です。シングルコイルは磁石の周りに1つのコイルが巻かれたもので、歯切れよく明るく透明感のある音が特徴です。ハムバッカーは2つのコイルを組み合わせたもので、太く力強い音が特徴です。

▼ ⑪ パッシブ・アクティブ

ピックアップの動作方式のことです。電池が不要なのがパッシブ、電池を使って信号を増幅するのがアクティブです。

▼ ⑫ TAB譜(タブ譜)

五線譜の代わりに弦の数だけ線が書かれた楽譜のことです。対応する弦の上に、押さえるべきフレット番号が数字で書かれているため、音符が読めなくても演奏できる、初心者に優しい楽譜です。


■ その他のよく使う用語

▼ ⑬ グルーヴ

楽曲やフレーズが持つ「ノリ」や「乗りの良さ」を表す言葉です。リズムの取り方や間の使い方によって生まれる、心地よい躍動感を指します。数値化しにくい感覚的な要素ですが、演奏の質を大きく左右する重要な概念です。

▼ ⑭ クリックトラック

楽曲のテンポに合わせたガイドリズムのことです。ドラムスが入っていない楽曲や、練習用のバッキングトラックに挿入されることが多く、メトロノームのような役割を果たします。

▼ ⑮ シールド

ギターとアンプをつなぐケーブルのことです。正式には「シールドケーブル」と呼ばれ、外部からのノイズを防ぐ「シールド」構造を持っていることが名前の由来です。


■ 用語を覚えることに神経質になりすぎなくてよい

音楽理論を学びながら、あるいはギターを練習しながら、少しずつ音楽用語を知っていくという進め方でも十分です。すべてを一度に覚える必要はなく、はじめのうちは意味や内容をすぐに忘れてしまっても構いません。まずは興味を持って「知る」ところから始めれば十分です。


■ 用語を知ることで得られるメリット

▼ 教則本や動画の理解が深まる

専門用語の意味がわかると、YouTubeの解説動画や教則本の内容がスムーズに頭に入るようになります。今まで「なんとなく聞き流していた」部分が、しっかり理解できるようになります。

▼ セッションや音楽仲間との会話がスムーズになる

「リードお願いします」「グルーヴが良かったですね」といった会話にも、自然に対応できるようになります。音楽仲間とのコミュニケーションの幅が広がります。

▼ 自分の演奏を言葉で説明できるようになる

「もう少しリズムギターに厚みを出したい」「このフレーズはリックとして使えそう」というように、自分の演奏や目標を具体的な言葉で表現できるようになります。


■ 50代が用語を学ぶ際のポイント

▼ 実際の演奏と結びつけて覚える

用語だけを暗記しようとするより、実際に音を聴きながら「これがリフか」「これがカッティングか」と体感的に理解していく方が、記憶に残りやすくなります。

▼ 焦らず少しずつ増やしていく

一度に15個すべてを覚えようとせず、まずは自分が気になった言葉、よく耳にする言葉から少しずつ理解を深めていくことをおすすめします。

▼ わからない言葉が出てきたら都度調べる

演奏動画や教則本で知らない言葉に出会ったら、その都度調べる習慣をつけると、自然と用語の知識が積み重なっていきます。


■ まとめ:知っておきたいギター専門用語

カテゴリ用語
フレーズリフ・リック・アドリブ
演奏パートリードギター・リズムギター・カッティング・セーハ
機材・サウンド歪み・ビビり・シングルコイル・ハムバッカー・パッシブ/アクティブ・TAB譜
その他グルーヴ・クリックトラック・シールド

音楽用語は、知れば知るほどギターの世界がより深く楽しめるようになる、興味深い知識です。50代のギターライフに、ぜひこれらの用語を少しずつ取り入れてみてください。


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