はじめに
「いつかあんな風に弾けたら」——若い頃からずっとそう思っていました。
でも仕事が忙しくなり、気づけば何十年も経っていた。ギターへの憧れはずっと心の中にあったのに、何もしないまま時間だけが過ぎていきました。
そんな私がギターを本格的に再開し、ジャムセッションやバンド活動という具体的な目標を持つようになったきっかけをお話しします。
きっかけは会社のバンドだった
転機は突然やってきました。
会社の社員で結成しているバンドが、社員旅行で演奏をするというのです。その演奏を見たとき、「自分もあの中に入りたい」と強く思いました。
若い頃からずっと憧れていたのに、これまで一度も本気で取り組んでこなかった。でも一年後の社員旅行までなら、今から練習を始めれば間に合うかもしれない。そう思ったのが、ギター再開の最初の目標でした。
「バンドに加入する」という具体的なゴールができたことで、練習に意味が生まれました。ただ弾くのではなく、「あの舞台に立つために弾く」——目標があるだけで、練習への向き合い方がまったく変わりました。
目標が広がっていった
バンド加入を目指して練習を続けるうちに、音楽への興味がどんどん広がっていきました。
コードを覚え、曲を弾けるようになると、「もっと上手くなりたい」「いろんな曲を弾きたい」という気持ちが自然と湧いてきました。気づけばバンド活動そのものが目標になり、一緒に音楽を楽しめる仲間を探すようになっていきました。
そしてついに、ライブハウスでの初心者セッションを体験する機会が訪れました。
初めてライブハウスのステージに立ったとき、緊張と興奮が入り混じった感覚は今でも忘れられません。「50代でもこんな体験ができるんだ」という驚きと喜びがありました。
ジャムセッションが教えてくれたこと
ジャムセッションは、一人での練習とはまったく違う世界でした。
合わせる相手がいることで、自分の演奏の粗が見えてくる。でも同時に、誰かと音を合わせる喜びも初めて実感できました。うまく弾けなくても、その場の空気を一緒に作っている感覚——これがたまらなく楽しかったのです。
一人で黙々と練習しているときには味わえない「音楽の楽しさ」が、セッションにはありました。
具体的な目標がある人は強い
振り返ってみると、「バンドに加入したい」という具体的な目標があったことが、私のギター再開を支えてくれました。
「なんとなく弾けるようになりたい」という漠然とした目標では、しんどい時期を乗り越えられなかったかもしれません。でも「一年後の社員旅行で一緒に弾く」というゴールがあったから、指が痛くても、うまく弾けない日があっても、続けることができました。
ギターを再開しようと考えている方に伝えたいのは、「まず具体的な目標を一つ決める」ということです。発表会でも、好きな曲を1曲弾き切ることでも、友人の前で弾くことでも何でもいい。目標があるだけで、練習の質がまったく変わります。
まとめ
若い頃からの憧れ、会社のバンドとの出会い、一年後という具体的なゴール——これらが重なって、私のギター再開は始まりました。
今では仲間とセッションを楽しみ、ライブハウスのステージにも立てるようになりました。50代からでも、音楽の世界はこんなに広がっていきます。
「いつかやりたい」を「今やる」に変えた瞬間から、人生は変わります。あなたもぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。


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