「ギターを再開したいけれど、実際いくらかかるのか」「始めた後も、お金がかかり続けるのでは」——趣味を選ぶとき、費用の見通しは気になるところです。
50代は、住宅ローンや教育費、老後資金など、お金の使い道を考える機会が増える世代でもあります。趣味に使う金額は、事前に把握しておきたいものです。
この記事では、ギターを1年間続けた場合にかかる費用を整理します。
■ 初期費用(再開時にかかるお金)
すでにギターを持っている場合と、これから購入する場合で大きく変わります。
▼ すでにギターを持っている場合
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 弦(1セット) | 1,000円前後 |
| 楽器店での点検・調整 | 3,000〜7,000円 |
| チューナー | 2,000円前後 |
| ピック(数枚) | 数百円 |
| スタンド | 1,500〜5,000円 |
| 合計 | 8,000〜15,000円程度 |
押し入れのギターを復活させる場合、1万円前後で再開できる計算になります。
▼ 新たにギターを購入する場合
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| ギター本体(入門〜中級) | 30,000〜80,000円 |
| 小物一式 | 5,000〜10,000円 |
| アンプ(エレキの場合) | 10,000〜20,000円 |
| 合計 | 35,000〜110,000円程度 |
金額に幅がありますが、5万円前後を目安にすると現実的な選択ができます。
■ 継続してかかる費用(年間)
再開した後、毎年かかるのは主に消耗品です。
| 項目 | 頻度 | 年間の目安 |
|---|---|---|
| 弦 | 2〜3ヶ月に1回 | 4,000〜6,000円 |
| ピック | 随時 | 500〜1,000円 |
| クロス・ポリッシュ類 | 年1回程度 | 1,000〜2,000円 |
| 湿度調整剤 | 年1〜2回 | 1,000〜2,000円 |
| 点検・調整 | 年1回 | 3,000〜7,000円 |
| 合計 | 年10,000〜18,000円程度 |
月換算すると1,000〜1,500円ほどです。他の趣味と比べても、維持費は低い部類に入ります。
■ 任意で発生する費用
ここから先は、必要に応じて発生するものです。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 教則本 | 1冊2,000〜3,000円 |
| レッスン(月2回) | 月8,000〜12,000円 |
| スタジオ個人練習 | 1時間500〜1,500円 |
| 楽譜・コード譜サイト | 無料〜月数百円 |
| エフェクター等の機材 | 5,000円〜 |
このうち費用として大きいのはレッスンです。年間で10万円前後になるため、続けるかどうかは目的次第で判断することになります。
■ 費用パターン別のシミュレーション
▼ パターン① 最小構成(独学・自宅のみ)
| 項目 | 年額 |
|---|---|
| 消耗品・点検 | 15,000円 |
| 年間合計 | 約15,000円 |
▼ パターン② 標準(独学+月1回スタジオ)
| 項目 | 年額 |
|---|---|
| 消耗品・点検 | 15,000円 |
| スタジオ(月1回) | 12,000円 |
| 教則本・楽譜 | 5,000円 |
| 年間合計 | 約32,000円 |
▼ パターン③ レッスンあり
| 項目 | 年額 |
|---|---|
| 消耗品・点検 | 15,000円 |
| レッスン(月2回) | 120,000円 |
| スタジオ・楽譜 | 15,000円 |
| 年間合計 | 約150,000円 |
パターン①なら月1,250円程度。コーヒー数杯分で1年続けられる計算になります。
■ 費用を抑えるための3つの工夫
▼ ① 弦をコーティング弦にする
通常の弦より単価は上がりますが、寿命が長いため、年間の交換回数が減ります。結果的にコストが下がることがあります。
▼ ② 消耗品はまとめ買いする
弦は複数セットのまとめ買いのほうが単価が下がります。保管環境に注意すれば、1年分をまとめて用意しておくのは合理的です。
▼ ③ レッスンは「必要な時期だけ」使う
毎月継続する必要はありません。壁にぶつかった時期に数ヶ月だけ受け、課題が解消したら独学に戻す、という使い方もできます。無料体験レッスンで方向性だけ確認するという選択肢もあります。
■ 「使った金額」より「弾いた時間」で考える
趣味の費用対効果は、金額そのものより「どれだけ使ったか」で決まります。
年間3万円かかっても、毎日30分弾けば年間180時間。1時間あたり約170円です。映画やレジャーと比べても、時間単価としては非常に低くなります。
逆に、10万円のギターを買って年に数回しか触らなければ、費用対効果は下がります。金額の大小ではなく、続けられる形を選ぶことが結果的に最も経済的です。
■ まとめ
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 初期費用(手持ちギターあり) | 8,000〜15,000円 |
| 初期費用(新規購入) | 35,000〜110,000円 |
| 年間維持費 | 10,000〜18,000円 |
| 独学のみの年間総額 | 約15,000円 |
| レッスンありの年間総額 | 約150,000円 |
ギターは、始めた後の維持費が比較的低い趣味です。まずは最小構成で1年続けてみて、必要を感じたところから足していくのが、無理のない進め方です。
※金額はいずれも一般的な目安であり、地域や店舗、機種によって変わります。


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