50代からのギター再開|耳コピの始め方と上達するコツ【7つのステップ】

ギター練習

「楽譜がなくても好きな曲を弾けるようになりたい」「耳コピって難しそうで何から始めればいいかわからない」——ギターが少し弾けるようになってきた50代の方から、こんな声をよく聞きます。

耳コピとは、楽譜を使わずに曲を聴いて音を拾い、演奏できるようにする技術のことです。初心者の方でもコツを押さえれば、少しずつできるようになります。

この記事では、50代のギター再開者が無理なく耳コピを始められるよう、7つのステップで解説します。


■ 耳コピができるようになるとどんないいことがあるか

耳コピをマスターすれば、弾ける曲のバリエーションが増えるのはもちろん、ギター上達が早くなるメリットもあります。

耳コピによって育つ能力:
・音感(どの音が鳴っているかがわかる)
・リズム感(フレーズのタイミングが正確になる)
・指板の理解(どこにどの音があるかが感覚的にわかる)
・音楽理論の実感(コード進行が耳で予測できるようになる)

耳コピは要するに他の人の演奏を真似するために必要な能力です。絵が上手くなるために模写をしたり、野球で速い玉を投げるためにプロのフォームを真似したりするように、音楽の上達にも真似する能力は欠かすことができません。


■ 耳コピを始める前に必要な準備

耳コピに挑戦する前に、以下の2つが最低限できていることが前提です。

  1. ギターの基本的なチューニングができる
  2. 単音(1音ずつ)をある程度弾ける

特別な音感や才能は不要です。耳コピは練習すれば必ずできるようになるスキルです。


■ 耳コピの7つのステップ

▼ ステップ1:シンプルな曲・短いフレーズから始める

耳コピを始める際には、シンプルな構成の曲を選ぶことが重要です。特に、テンポが遅めでコード進行が単純な曲がおすすめです。

最初から1曲丸ごとコピーしようとするのは大変です。まず「イントロの最初の4小節だけ」「サビの印象的なリフだけ」という小さな単位から始めましょう。

【最初の耳コピにおすすめのフレーズ】
・知っている曲のイントロのリフ(Smoke on the Waterなど)
・童謡・よく知っているメロディー
・シンプルなブルースのリフ


▼ ステップ2:何度も繰り返し聴いて「頭に入れる」

耳コピを成功させるには、とにかく楽曲を聴き込まなければなりません。フレーズごとに音を拾う際、頭にメロディーやリズムが完璧に入っていなければ、正解の音がわからないからです。

いきなりギターを手に取るのではなく、まず何度も繰り返し聴いてフレーズを頭に入れましょう。

【効果的な聴き方】
・最初は曲全体をボーッと聴く
・次にギターパートだけに意識を向けて聴く
・最後にコピーしたいフレーズを繰り返し聴いて「歌えるくらい」まで覚える


▼ ステップ3:フレーズを口で歌ってみる

フレーズを耳コピするときは、聴き取った音をまず自分の口で歌ってみることがとても大事です。手足よりも口のほうがリズムや音程を圧倒的に奏でやすいからです。

「タッタララーラー♪」とハミングするだけで、音のイメージをつかむのが楽になります。

口で歌えるようになったフレーズは、ギターで弾けるようになる確率が大幅に上がります。


▼ ステップ4:最初の音(基準音)を探す

口で歌えるようになったら、次にギターの指板上でその最初の音を探します。

【最初の音の探し方】

  1. 曲を聴いて「最初の音は高い?低い?」を大まかに把握する
  2. 6弦から順番に開放弦を弾いて、曲の音と近い弦を特定する
  3. その弦のフレットを1フレットずつ弾いて、音が合う場所を探す

最初の音さえ見つかれば、次の音は「最初の音から上か下か」を耳で判断して探していけます。


▼ ステップ5:再生速度を落として聴く

細かいフレーズを耳コピする際は、スマートフォンやパソコンの音楽プレイヤーのスロー再生機能を活用すると良いでしょう。

YouTubeの「再生速度設定」で0.75倍・0.5倍に落とすと、早いフレーズも聴き取りやすくなります。これは耳コピの効率を大幅に上げる実用的なテクニックです。


▼ ステップ6:コードはベース音から聴き取る

コード(和音)の耳コピはメロディーより難しいですが、コツがあります。

コードを聞き取るためのヒントは、まずベース音を意識することです。コードの中で一番低い音は、そのコードのルート音であることが多いです。ベース音が分かると、コードの全体像を把握する手がかりになります。

またダイアトニックコードを知っていると、「このキーで次に来そうなコードはどれか」という予測ができるようになり、耳コピの効率が上がります。


▼ ステップ7:ライブ動画・演奏動画を参考にする

音だけではわからない場合は、YouTubeのライブ動画や演奏動画でギタリストの指の動きを確認しましょう。

ライブ動画などを参考にして指板の範囲を絞り込む方法は、耳コピを効率化する有効なテクニックです。「どのポジションで弾いているか」がわかれば、音探しの範囲が大幅に絞られます。


■ 50代の耳コピ練習で大切なこと

▼ 完璧を目指さない

最初から完璧に耳コピしようとすると挫折します。「だいたい同じ音が出せた」という段階でOKとして、少しずつ精度を上げていきましょう。

▼ 毎日少しずつ続ける

耳コピは継続することで耳が育ちます。1日5〜10分でも「今日はこのフレーズの最初の音を見つける」という小さな目標を続けることが、上達への近道です。

▼ 好きな曲を使う

自分が大好きな曲を使うことが、耳コピを続ける最大のモチベーションになります。義務感ではなく「この曲を弾きたい!」という気持ちを原動力にしましょう。


■ まとめ:耳コピ7ステップ

ステップ内容
1シンプルな曲・短いフレーズから始める
2何度も繰り返し聴いて頭に入れる
3フレーズを口で歌ってみる
4最初の音(基準音)を指板上で探す
5再生速度を落として細部を聴き取る
6コードはベース音から聴き取る
7ライブ動画で指の動きを確認する

耳コピは才能ではなく練習で身につくスキルです。50代から始めても、続けることで必ず耳が育ちます。


■ 耳コピの上達をプロと一緒に目指したい方へ

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