「弾かなくなったギターがあるけど、どう売ればいいのかわからない」「せっかくのギターを安く買い叩かれたくない」——2本目・3本目のギターを検討している50代の方の中には、今まで使っていたギターの手放し方に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ギターの買取価格は、状態の良し悪しだけでなく、査定の受け方や売却のタイミングなど、ちょっとした工夫で大きく変わります。
この記事では、50代のギター再開者向けに、ギターを高く売るための5つのコツを解説します。
■ ギターを売る前に知っておきたい基本
ギターの買取相場は一律ではなく、「種類」「ブランド・モデル」「年代」「状態」の4つの要素で大きく変わります。まず自分のギターの相場感をつかむために、この4軸を整理しておくことをおすすめします。
エレキギターは中古需要が広く、人気モデルは継続的に売買されやすい傾向があります。アコースティックギターは趣味層に加え演奏者人口が多く、幅広い価格帯で流通しています。
■ 高く売るための5つのコツ
▼ コツ① 複数の業者を比較する
ギターを高く売るための第一歩は、複数の買取業者に査定を依頼し、価格を比較することです。買取相場はある程度決まっていますが、実際の査定額は業者ごとの得意分野や在庫状況、需要によって大きく異なります。
1社だけの査定額を鵜呑みにすると、相場より低い金額で売ってしまうリスクがあります。複数査定で「納得できる条件」を見つけてから売ることが、後悔を減らす最大のポイントです。
▼ コツ② 弦を張った状態で査定に出す
弦が張られていない状態では、業者がサウンドチェックや音出し確認を行えないため、「状態不明」としてジャンク扱いや減額の対象になる場合があります。弦の張替えはコストも低く、査定前に行える有効な準備のひとつです。可能であれば、査定前に弦を張ってから持ち込む・発送することをおすすめします。
▼ コツ③ 付属品をすべて揃える
ハードケース、保証書、調整レンチ、トレモロアームなどの付属品があると、査定額がアップすることがあります。純正ハードケース、認定証、予備のパーツなどが揃っていると、査定額がアップする傾向にあります。
「なさそうだから出さない」ではもったいないので、購入時に付属していたものは改めて確認してから査定に臨みましょう。
▼ コツ④ 簡単なクリーニングをしてから出す
簡単なクリーニングや弦の張り替えを行うことで、査定時の印象が良くなり、買取価格が上がることもあります。ただし、レリック加工が施されているモデルは注意が必要です。わざとくすませている金属パーツをピカピカにしてしまうと、逆に価値が下がってしまう場合もあります。
改造されたギターは「オリジナルの状態でない」として減額対象になりやすいため、ピックアップの交換や塗装の変更をしている場合は、純正パーツが手元に残っていれば必ず一緒に提出しましょう。純正パーツがあることで、査定側が「元に戻せる状態」と判断し、評価が変わることがあります。
▼ コツ⑤ 売却のタイミングを見極める
一般的に、春の入学シーズン(2〜3月)は、バンド活動を始める学生が増えるため、楽器の需要が高まり買取価格も上がる傾向にあります。総務省の家計消費状況調査でも、3月の教養娯楽用品支出額が年間平均を上回る傾向が報告されています。
経年劣化が進むと査定額は下がる傾向にあるため、使わなくなった段階で早めに売るのも1つの手です。市場の動きやトレンドを意識しながらタイミングを見計らうことで、より高価な買取を実現できます。
■ 買取方法の種類と選び方
▼ 店舗買取(持込買取)
自宅の近くにショップがある方におすすめの方法です。対面での買取になるため、その場で質問や交渉がしやすいのがメリットです。自分の都合の良いときに売ることができ、査定額から出張料が引かれないので、その分高値になりやすいというメリットもあります。デメリットは、自力で運ぶ必要があるため、重たいエレキギターだと大変になってしまう点です。
▼ 出張買取
ギターの運搬が大変な場合、出張買取は負担を減らしやすい方法です。自宅で査定できれば、点数が複数ある場合もまとめて相談できます。忙しい方でも負担を抑えて進められるため、整理のタイミングにも適しています。
▼ 宅配買取
日本全国どこからでも利用できるのが最大のメリットです。近くに店舗がない場合でも、宅配買取であれば手数料や送料が無料の業者も多く、安心して依頼できます。
▼ 一括査定サービス
複数の買取店に一度の申し込みで見積もり依頼ができるサービスも存在します。売却するお店を「オークション」のように、一番高い査定額を提示したお店から選んで売ることができるため、手間なく高値を目指したい方に向いています。
■ 状態が悪くても諦めなくて良い理由
ネック折れは大幅な減額要因ですが、「買取不可」とは限りません。パーツ取りや修理前提での買取に対応している業者もあります。傷や汚れ、色褪せ、パーツの欠品などがあっても、まずは相談してみる価値があります。
長年使用していなくて値段がつくか不安なギターでも、対応可能な業者は多く存在します。処分に困っているだけの状態でも、まずは査定を依頼してみることをおすすめします。
■ 売却前に保管環境を見直すことも大切
すぐに売らない場合には、ケースに入れて保管するようにしましょう。ギターはとてもデリケートな楽器なので、直射日光や湿気にとても弱いという特徴があります。
長期間演奏しないときは、ケースにしまう前に弦を少し緩めておいたほうが良いとされています。弦の張力は非常に強いため、緩めずに放置するとネックが反ってしまうこともあります。ネックが反ってしまうと修理が必要となり、買取金額にも影響が出てしまうため注意が必要です。
■ 50代がギターを売る際に意識したいポイント
▼ 「売り時」の判断基準を持つ
自分のギターの相場を大まかに把握したうえで、複数の業者に査定を依頼することをおすすめします。まず相場を確認し、複数業者で査定を取ってみることで、後悔の少ない判断につながります。
▼ 思い出のギターは焦らず決める
長年愛用してきたギターには、思い入れもあるはずです。すぐに決めず、複数の査定結果を見比べながら、納得できるタイミングで手放すことが大切です。
▼ 新しいギターへの資金として活用する
古いギターを売却した資金を、次のギターの購入資金に充てるという考え方もあります。使わなくなった楽器を整理することで、新しいギターライフへの一歩を後押しできます。
■ まとめ:ギターを高く売る5つのコツ
| コツ | 内容 |
|---|---|
| ① 複数業者を比較する | 1社だけで決めず価格を比較する |
| ② 弦を張って査定に出す | ジャンク扱いや減額を防ぐ |
| ③ 付属品を揃える | ケース・保証書・パーツも一緒に |
| ④ クリーニングしておく | 印象アップで査定額が上がる場合がある |
| ⑤ タイミングを見極める | 春の入学シーズンは需要が高まる |
ギターを手放すことになった場合でも、正しい知識を持って準備すれば、納得できる価格での売却が可能です。50代のギターライフの新しい一歩として、参考にしてみてください。
■ ギターの状態や選び方をプロに相談したい方へ
次のギター選びや今のギターの状態について不安がある場合は、オンラインレッスンでプロに相談してみるのも一つの方法です。


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