「若い頃によく聴いていたあの曲を、自分でも弾いてみたい」「フォークソングって、なんだか心に染みるんだよな」——ギターを再開した50代の方から、こんな声をよく聞きます。
「弾き語り」と聞くと、昭和のフォークソングをイメージされることも多いのではないでしょうか。四畳半フォークと呼ばれる時代の名曲から、心に残る歌謡曲まで、50代の方にとって特別な思い入れのある曲がたくさんあります。
この記事では、50代のギター再開者向けに、懐かしい昭和フォーク・歌謡曲の弾き語りにおすすめの名曲を紹介します。
■ 昭和フォークが弾き語りに愛される理由
弾き語りと聞くと、昭和のフォークソングをイメージされることも多いのではないでしょうか。フォークの哀愁感や、ちょっと切ない雰囲気は、多くの名曲によって定着してきた感覚です。
昭和のフォークソングは、比較的シンプルなコード進行で構成されている曲が多く、ギターを再開したばかりの方でも挑戦しやすいという特徴があります。ゆったりとしたテンポと、心に染みるメロディが、弾き語りにぴったりの雰囲気を作ってくれます。
■ 定番の名曲10選
▼ ① 神田川(かぐや姫)
四畳半フォークの金字塔的作品と言われる、かぐや姫の傑作です。恋をする女性目線で書かれた歌詞が素晴らしく、アコギの切ない音色にぴったりハマる名曲です。リードボーカルの南こうせつの歌声とともに、多くの人の心に刻まれています。
▼ ② 神田川以外の「四畳半フォーク」(赤ちょうちん・妹など)
1973年にリリースされ、160万枚もの売上を記録したフォークソングをはじめ、貧しい学生たちの生活や感情を描写した歌詞は、当時の若者文化を象徴する「四畳半フォーク」のスタイルで表現されています。純粋な愛と社会の価値観との葛藤が、リスナーの心に深く響く楽曲となっています。
▼ ③ なごり雪(イルカ)
雪が降る中での別れを描いた、イルカの代表曲です。淡々とした歌詞の中に切ない情感が込められており、多くの人々の心に響く楽曲です。1975年にリリースされ大ヒットを記録し、フォークソングの魅力が詰まった、アコースティックギターの音色が心地よい1曲です。
▼ ④ 木綿のハンカチーフ(太田裕美)
1975年にリリースされた名曲です。上京した青年と故郷に残る女性の心の変化を描いた歌詞が印象的で、多くのアーティストにカバーされ続けています。
▼ ⑤ 君といつまでも(加山雄三)
とてもロマンチックな歌詞と、曲の途中で入る加山雄三の台詞が最高にカッコいい1曲です。多くの世代に愛され続けている、昭和を代表する名曲です。
▼ ⑥ 襟裳岬(森進一)
哀愁と男臭さが溢れる昭和の名シンガーによる代表曲として知られています。北海道の風景を思わせる情景描写と、切ない歌詞が印象的です。
▼ ⑦ 初恋(村下孝蔵)
歌唱力とギターの腕前も超一級と言われる村下孝蔵の代表曲です。「初恋」以外にも「踊り子」や「陽だまり」といった名曲も数多くあります。切ないメロディがアコギの弾き語りによく合います。
▼ ⑧ 悲しくてやりきれない(ザ・フォーク・クルセダーズ)
戦争の悲しみと平和への願いを込めた歌詞が、多くの人々の心に響く名曲です。フォークソングの持つメッセージ性を代表する1曲でもあります。
▼ ⑨ 結婚しようよ(吉田拓郎)
ストレートな結婚ソングとして、当時プロテストとか反社会的な側面が強かったフォークのイメージを一変させました。幅広い世代に人気の1曲で、弾き語りたい名曲として今も愛されています。
▼ ⑩ 恋(松山千春)
松山千春の代名詞的な曲として知られる、北海道をイメージする楽曲です。驚異的な歌唱力が堪能できる名曲で、ギターやピアノの弾き語りにもぴったりです。難しいコードも使用していないので演奏しやすい曲です。
■ 練習曲を選ぶときのポイント
▼ 難しいコードが少ない曲から選ぶ
多くの昭和フォークの名曲は、複雑なコードを使用していない曲が多くあります。ギター初心者や再開直後の方でも、比較的取り組みやすいという利点があります。
▼ セッションもしやすいコード進行を選ぶ
アコギの弾き語りだけでも良い曲ですが、セッションもしやすいコード進行の曲を選ぶと、ハーモニカを入れたりギターソロを入れたりして、さらに演奏の幅が広がります。
▼ 好きな歌手・思い入れのある曲から選ぶ
理論的な選び方より、まずは自分が長年好きだった歌手や、思い入れのある曲を選ぶことが、モチベーション維持の最大の鍵になります。
■ 弾き語り曲集を活用する
一つひとつ耳コピするのが大変な場合は、市販の弾き語り曲集を活用するのも良い方法です。70年代にヒットした歌謡曲、ニューミュージック、フォークなど、多彩な昭和の名曲を100曲以上まとめて掲載している曲集も販売されています。
大きな譜面とコードダイアグラムが掲載された曲集は、初心者でも見やすく、歌のメロディの五線譜も掲載されているものであれば、ギターでメロディを奏でて楽しむこともできます。
■ 50代がこれらの曲を弾き語る楽しみ方
▼ 会社の忘年会やカラオケでも喜ばれる
これらの曲を居酒屋や酒場でアコギ弾き語りするのにぴったりの名曲として紹介されることも多くあります。会社の忘年会やカラオケで歌うと、上司や同僚から気に入られることもあるかもしれません。
▼ 世代を超えて共感される曲も多い
TikTokなどのSNSでバズった昭和・平成のヒットソングも多くあり、若い世代にも親しまれています。世代を超えて共感される曲を弾き語ることで、新しい交流のきっかけになることもあります。
▼ 「知っている曲」だからこそ練習が楽しくなる
すでにメロディを知っている曲は、コードとリズムを覚えるだけで演奏に集中できます。長年聴いてきた曲だからこそ、練習中の「間違えている感覚」にも気づきやすく、上達のスピードも早まります。
■ まとめ:懐かしい昭和フォーク・歌謡曲10選
| 曲名 | アーティスト | 特徴 |
|---|---|---|
| 神田川 | かぐや姫 | 四畳半フォークの金字塔 |
| なごり雪 | イルカ | 切ない別れの名曲 |
| 木綿のハンカチーフ | 太田裕美 | 上京物語の代表曲 |
| 君といつまでも | 加山雄三 | ロマンチックな台詞入り |
| 襟裳岬 | 森進一 | 哀愁と男臭さの代表曲 |
| 初恋 | 村下孝蔵 | 切ないメロディの名曲 |
| 悲しくてやりきれない | ザ・フォーク・クルセダーズ | メッセージ性の強い名曲 |
| 結婚しようよ | 吉田拓郎 | フォークのイメージを変えた曲 |
| 恋 | 松山千春 | 北海道をイメージする名曲 |
昭和フォーク・歌謡曲の弾き語りは、50代のギター再開者にとって、練習と懐かしさを同時に味わえる特別な体験です。長年心に残っている曲を、ぜひ自分の手で弾いてみてください。
■ 弾き語りをプロと一緒に練習したい方へ
昭和の名曲の弾き語りのコツは、オンラインレッスンでプロに教えてもらうと上達が加速します。


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