「ギターのボディが汚れてきたけど何を使えばいいかわからない」「ポリッシュってどれを選べばいいの?」——ギター再開後に机の引き出しに眠っている古いポリッシュをそのまま使っていいか悩む方も多いようです。
ポリッシュやクリーナーは、ギターの塗装・素材・仕上げによって使えるものと使えないものがあります。間違ったものを使うと塗装を傷めたり、修理が難しくなったりすることもあります。
この記事では、50代のギター再開者に向けて、ポリッシュ・クリーナーの選び方と2025年現在おすすめの定番3モデルを解説します。
■ ポリッシュとクリーナーの違い
ギターのメンテナンス用品には主に以下の種類があります。
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| クリーナー | 汚れ・手垢・油分を落とす |
| ポリッシュ | 艶出し・保護膜を作る |
| ワックス | 強力な保護膜・長期間の艶を維持 |
| オールインワン | クリーナー+ポリッシュの両方の効果 |
最初の1本を選ぶなら、クリーナーとポリッシュの両方の効果がある「オールインワンタイプ」が最も手軽でおすすめです。
■ ポリッシュ選びで最も重要な「塗装の種類」
通常ポリッシュに表記がされていない場合、基本的に全て光沢のあるグロスフィニッシュのギターに適した設計になっています。マットフィニッシュにも適していると書かれていない限り、つや消しのギターには使用しないほうが良いでしょう。
▼ グロス(光沢)仕上げのギター
・市販のほとんどのポリッシュが使用可能
・定番ポリッシュを選べばまず問題なし
▼ マット(つや消し)仕上げのギター
つや消し(サテン)塗装のギターにポリッシュを使うと、研磨やワックス効果によって変なツヤが出てしまい、質感が台無しになります。マット仕上げのギターには「マット対応」と明記されたものを選ぶことが必須です。
▼ ラッカー塗装のギター(ヴィンテージ・高級ギター)
ラッカー塗装は塗膜が薄く、強い溶剤系のポリッシュで傷むことがあります。「ラッカー対応」と明記されたものを選びましょう。
■ シリコン入りポリッシュの注意点
シリコンには、ギター表面のツヤを出して光沢を取り戻す働きがありますが、除去するのが難しい残りカスを残してしまう可能性があり、接着剤の接着力を落として修理する際に面倒なことになる場合があります。シリコンが入ったポリッシュを使う場合、繊細な指板周りには使用せず、ボディを中心に使用することをおすすめします。
初心者の方は「ノンシリコン」タイプのポリッシュから始めるのが安心です。
■ ボディ・指板・ネック別のメンテナンス方法
▼ ボディのメンテナンス
・ポリッシュをクロスに少量取り、円を描くように磨く
・弦の下など手が届きにくい箇所は弦交換のタイミングで行う
・毎回の練習後は乾いたクロスで軽く拭くだけでOK
▼ 指板のメンテナンス
・メイプル指板(塗装あり):ボディ用ポリッシュを薄く使用可
・ローズウッド・エボニー指板(無塗装):指板専用のレモンオイルやオレンジオイルを使用
・指板オイルは塗りすぎに注意(2〜3ヶ月に1回程度で十分)
▼ ネックのメンテナンス
・グロス仕上げのネック:ボディ用ポリッシュ使用可
・サテン仕上げのネック:乾いたクロスでの乾拭きのみ
■ おすすめポリッシュ・クリーナー3選
▼ ① Ken Smith Pro Formula Polish(定番・オールインワン派に)
多くのリペアマンも愛用しており、洗浄力とツヤのバランスが絶妙な定番ポリッシュです。汚れ落としと艶出しが1本でできるオールインワンタイプで、弦を張り替えるタイミングでボディに使うと良いでしょう。ノンシリコンで安心して使えます。
・タイプ:オールインワン(クリーナー+ポリッシュ)
・シリコン:なし
・対応塗装:グロス仕上げ全般
・価格帯:約1,500〜2,000円
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▼ ② PLANET WAVES(D’Addario)Guitar Polish & Cleaner(手軽・コスパ派に)
D’Addario(ダダリオ)ブランドのギタークリーナー。軽い汚れから頑固な手垢まで効果的に落とし、適度な艶を出してくれます。スプレータイプで使いやすく、コスパも高い一本です。
・タイプ:クリーナー+軽いポリッシュ効果
・シリコン:なし
・対応塗装:グロス仕上げ全般
・価格帯:約1,000〜1,500円
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▼ ③ FERNANDES 946 BFポリッシュ(日本定番・ラッカー対応派に)
日本の老舗ブランドFERNANDESの定番ポリッシュ。ラッカー塗装を含む幅広い塗装に対応しており、長年にわたって多くのギタリストに愛用されています。ノンシリコンで汚れ落ちが良く、仕上がりもきれいです。
・タイプ:クリーナー+ポリッシュ
・シリコン:なし
・対応塗装:ラッカー含む各種塗装対応
・価格帯:約800〜1,200円
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■ 50代ギタリストへのおすすめの選び方
| 状況 | おすすめモデル |
|---|---|
| まず1本だけ揃えたい・グロス仕上げのギター | Ken Smith Pro Formula Polish |
| スプレータイプで手軽に使いたい | PLANET WAVES Guitar Polish |
| ラッカー塗装のギター・日本製定番を使いたい | FERNANDES 946 BF |
迷ったらKen Smith Pro Formula Polishを選ぶのが最も安心です。世界中のリペアマンが愛用する信頼性の高さが魅力です。
■ ポリッシュ使用時の注意点まとめ
・直接ギターに吹きかけず、クロスに取ってから磨く
・一度に大量に使わない(少量を薄く伸ばすのが基本)
・つや消し(マット)仕上げのギターには専用品を使う
・ラッカー塗装のギターは「ラッカー対応」を必ず確認する
・指板(特にローズウッド・エボニー)にはボディ用ポリッシュは使わない
・使用前に必ずギターの塗装の種類を確認する
■ まとめ:ギターをきれいに保つ基本ルール
| タイミング | ケア内容 |
|---|---|
| 毎回練習後 | 乾いたクロスでボディ・弦を拭く |
| 弦交換時 | ポリッシュでボディを磨く |
| 2〜3ヶ月ごと | 指板オイルで指板をケアする |
| 気になったとき | フレット・金属パーツを磨く |
ギターをきれいに保つことは「大切な楽器を長く使う」ためだけでなく、練習のモチベーションにも直結します。
■ ギターのお手入れ方法をもっと学びたい方へ
正しいメンテナンス方法は、オンラインレッスンでプロに一度確認してもらうと安心です。


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