「弾いていないときにジーッというノイズが気になる」「歪みペダルをONにするとノイズが増える」——エフェクターを使い始めた50代ギタリストから、こんな悩みをよく耳にします。
そんなノイズを一気に解決してくれるのが「ノイズゲート(ノイズサプレッサー)」です。エフェクターボードに1台加えるだけで、演奏していないときの不快なノイズを自動的にカットしてくれます。
この記事では、ノイズゲートの仕組み・使い方・選び方と、2025年現在おすすめの3モデルを初心者にもわかりやすく解説します。
■ ノイズゲートとは何をするエフェクターか
ノイズゲートとは、設定した音量より小さな音を自動的にカット(ミュート)するエフェクターです。
弦を弾いているときはギターの音をそのまま通し、弾き終わって音が小さくなったときに自動でゲート(門)を閉じてノイズを遮断します。
【ノイズゲートを使うメリット】
・弾いていないときの「ジー」「ブーン」というノイズが消える
・歪みペダルを複数使ったときのノイズが軽減される
・演奏の「静と動」のメリハリがはっきりする
・ライブやスタジオ録音でのクオリティが上がる
【特に効果的な場面】
・ハイゲインの歪みペダルを使っているとき
・エフェクターを3台以上つないでいるとき
・シングルコイルピックアップのギターを使っているとき
■ ノイズゲート・ノイズサプレッサー・ノイズリダクションの違い
名前が違いますが基本的な機能はほぼ同じです。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| ノイズゲート | 設定音量以下を瞬時にカット。シンプルで扱いやすい |
| ノイズサプレッサー | ノイズを自然に徐々に消す。原音への影響が少ない |
| ノイズリダクション | ノイズ成分だけを検知して除去する高機能タイプ |
初心者はメーカーの呼び方の違いを気にせず「ノイズ除去エフェクター」として選べばOKです。
■ ノイズゲートの主なつまみと設定
| つまみ名 | 役割 |
|---|---|
| THRESHOLD(スレッショルド) | ゲートが閉じる音量の基準値。上げるほど積極的にノイズをカット |
| DECAY(ディケイ) | ゲートが閉じるまでの時間。自然な余韻を残したい場合は長めに設定 |
| ATTACK(アタック) | ゲートが開くまでの速さ(搭載機種のみ) |
【基本設定の考え方】
・THRESHOLDは「ノイズは消えるが演奏音は途切れない」ギリギリのポイントに設定する
・DECAYは音の余韻が自然に消えるよう調整する
・まず全つまみを12時(中央)から始めて微調整する
■ ボードに繋ぐ位置
ノイズゲートの繋ぎ方には2つの方法があります。
▼ 方法①:ボードの最後に繋ぐ(シンプル)
ギター → チューナー → 歪み系 → 空間系 → ノイズゲート → アンプ
もっともシンプルな方法。初心者にはまずこの繋ぎ方をおすすめします。
▼ 方法②:センド/リターンループを使う(高効果)
BOSS NS-2のようにセンド/リターン端子を持つモデルでは、歪み系エフェクターをループ内に入れることで、より効果的にノイズを除去できます。エフェクターが増えてきたら挑戦してみましょう。
■ おすすめノイズゲートペダル3選
▼ ① BOSS NS-2(定番・汎用性重視の方に)
世界中のギタリストに使われ続けるBOSSの定番ノイズサプレッサー。ギターサウンドとノイズ成分を独立して検知する独自回路で、原音のアタックや自然なエンベロープを保ちながらノイズだけを除去します。センド/リターン端子を搭載しており、歪み系エフェクターをループ内に入れる高度な使い方にも対応。BOSSらしい堅牢な作りで長く使えます。
・操作:2ノブ(THRESHOLD・DECAY)
・センド/リターン:搭載
・価格帯:約11,000〜14,000円
▼ ② TC Electronic Sentry Noise Gate(多機能・高音質派に)
TC Electronicの高性能ノイズゲート。TonePrint機能(スマホアプリでプロのプリセットをダウンロード可能)を搭載しており、シンプルな操作でプロクオリティのノイズ除去が可能です。センド/リターンループも搭載しており、歪み系エフェクターのノイズも効果的に除去できます。
・操作:1ノブ+モードスイッチ
・TonePrint:対応(スマホアプリでプリセット変更可能)
・センド/リターン:搭載
・価格帯:約15,000〜18,000円
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▼ ③ ISP Technologies Decimator II(音質最優先の本格派に)
ノイズゲートの中でも特に「原音への影響が少ない」と評価が高い本格派モデルです。独自のトラッキング技術により、ノイズをカットしながらギター本来の音色・サスティンを最大限に保持します。プロのスタジオやライブでも多数使用されているモデルです。
・音質への影響:業界最小クラス
・特徴:独自トラッキング技術搭載
・価格帯:約20,000〜25,000円
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■ 50代ギタリストへのおすすめの選び方
| 状況 | おすすめモデル |
|---|---|
| まずノイズ対策を始めたい・シンプルに使いたい | BOSS NS-2 |
| 多機能で使いやすく音質も重視したい | TC Electronic Sentry |
| 音質への影響を最小限にしたい・本格派 | ISP Decimator II |
初めてのノイズゲートにはBOSS NS-2がおすすめです。操作がシンプルで価格も手頃、センド/リターンループで応用も利くため、長く使えます。
■ ノイズゲートを使う前に確認すること
ノイズゲートはあくまで「最終手段」です。まず以下のノイズの根本原因を確認しましょう。
・シールドケーブルの劣化や断線 → 新しいケーブルに交換する
・電源のノイズ → パワーサプライをアイソレートタイプに変更する
・ギターのピックアップやポットの問題 → 楽器店でメンテナンスを依頼する
これらを確認した上でもノイズが残る場合に、ノイズゲートを導入するのがベストです。
■ 独学に迷ったら:機材の使い方もレッスンで確認できます
ノイズゲートの設定や接続方法は、オンラインレッスンでプロに確認してもらうとスムーズです。


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