50代でギターを再開して気づいた「好きな音楽」の変化【体験談】

ギター体験談

ギターを再開してから、音楽の聴き方が変わりました。

以前は「好きな曲をBGMとして流す」だけだった音楽との関わり方が、ギターを再開してからは「分析しながら聴く」「演奏者の意図を想像しながら聴く」という深い聴き方に変わっていきました。

そして気づいたら、好きな音楽のジャンルや好みそのものも少しずつ変化していました。

この記事では、50代でギターを再開した私が感じた「好きな音楽の変化」をリアルな体験談としてお伝えします。


■ 再開前の「音楽との関わり方」

ギターを再開する前、音楽はいつも「BGM」でした。

仕事中に流す・通勤中に聴く・食事中にかけておく——音楽はいつも「ながら聴き」で、じっくり向き合うことがほとんどありませんでした。

好きなジャンルはありましたが、「なんとなく好き」という程度で、なぜ好きなのかを言語化できないような聴き方をしていました。


■ 変化① ギタリストの音が「聴こえてくる」ようになった

ギターを再開して最初に気づいた変化は、曲の中のギターが以前より鮮明に聴こえるようになったことです。

以前はボーカルのメロディーやドラムのリズムに意識が向きがちでしたが、ギターを弾き始めてからは「このギタリストはどんなコードを使っているんだろう」「このリフはどうやって弾いているんだろう」と、自然にギターパートに耳が向くようになりました。

同じ曲を聴いていても、「ギターが聴こえている人」と「聴こえていない人」では、まったく違う体験をしているのだと気づきました。


■ 変化② ブルースとジャズが好きになった

再開前、ブルースとジャズはほとんど聴かないジャンルでした。「渋すぎる」「難しそう」というイメージがあって、積極的に聴こうとしてこなかったのです。

しかしギターを練習していく中で、ブルースのコード進行やスケールを覚え始めると、ブルースを「分かる耳」で聴けるようになってきました。

BBキングの演奏を聴いて「この間の取り方はすごい」と感じるようになった瞬間、ブルースが突然面白くなりました。今では一番好きなジャンルになっています。

ジャズも同様で、ジャズコードを覚えてからは「このコード進行がいい」「このギタリストのコードワークがおしゃれ」という聴き方ができるようになり、一気に好きになりました。


■ 変化③ 「技術より感情」を大切にしている演奏が好きになった

若い頃は、速く弾けるギタリストや、複雑なフレーズを弾けるギタリストに憧れていました。

しかし50代でギターを再開してから、「技術より感情が伝わる演奏」の方が好きになりました。

BBキングの一音、エリック・クラプトンのビブラート、マーク・ノップラーのフィンガーピッキング——速くなくても、派手でなくても、一音一音に意味があって感情が込められている演奏に深く惹かれるようになりました。

これは50代になったからこそ感じられる変化だと思っています。人生経験が積み重なることで、「感情の深さ」に反応する感性が育ってきたのかもしれません。


■ 変化④ 昔聴いていた曲の「深さ」に気づいた

20代の頃に好きだった曲を、ギターを弾き始めてから改めて聴くと、まったく違って聴こえることがありました。

「この曲のコード進行はこんなに洗練されていたのか」「このイントロのギターはこんなに難しいことをしていたのか」——若い頃に「なんとなく好き」だった曲が、ギターを通じて「なぜ好きだったのか」が言語化できるようになりました。

音楽の「構造」が見えるようになることで、同じ曲でも何倍も深く楽しめるようになりました。


■ 変化⑤ 演奏者への「敬意」が生まれた

ギターを弾き始める前は、プロのギタリストの演奏を聴いても「うまいな」という感想しかありませんでした。

しかしギターを自分で弾くようになってから、「このフレーズをあのテンポで弾けるのはどれだけの練習量があるのか」「このビブラートのコントロールはどれほど精密なのか」という視点が生まれ、演奏者への深い敬意が芽生えました。

「弾く側」の経験を持つことで、初めて「聴く側」としての感動が深まる——これはギターを再開してから気づいた最も豊かな変化のひとつです。


■ 50代のギター再開が「音楽の聴き方」を変えた5つの変化

変化内容
ギタリストの音が鮮明に聴こえるようになった
ブルース・ジャズが好きになった
感情が伝わる演奏に深く惹かれるようになった
昔の曲の「深さ」に気づくようになった
演奏者への敬意と感動が深まった

ギターを弾くことは、演奏技術を身につけるだけでなく、「音楽を深く楽しむ耳」を育てる体験でもあります。


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