50代でギターを再開して感じた「孤独」と音楽の力【体験談】

ギター体験談

50代になって、ふと気づいたことがありました。「気軽に話せる友人が少なくなっている」と。

仕事上の付き合いはある。家族もいる。しかし「ただ一緒にいて楽しい」「音楽の話ができる」「同じものが好きで盛り上がれる」——そういう関係が、いつの間にか少なくなっていました。

ギターを再開してから、その「孤独感」が少しずつ変わっていきました。この記事では、50代でギターを再開した私が感じた「孤独」と「音楽の力」をリアルにお伝えします。


■ 50代の「孤独」はどこから来るのか

50代になると、人間関係が自然と変化していきます。

子どもの頃のように「同じ場所にいるだけで友達になれる」という環境がなくなり、学生時代の友人とも疎遠になっていく。仕事仲間はいるが、仕事を離れると共通の話題がない。家族はいるが、それぞれが忙しくて会話が減っていく。

「人に囲まれているのに、なんとなく孤独を感じる」——50代特有のこの感覚は、多くの方が経験しているのではないでしょうか。

私自身も、ギターを再開する前はそんな状況でした。毎日誰かと話しているのに、「本当の意味でつながっている」という感覚が薄れていた時期がありました。


■ ギターを再開した理由の一つは「孤独感」だった

今振り返ると、ギターを再開した理由のひとつは「孤独感から逃げるため」だったかもしれません。

「何かに没頭したい」「自分だけの時間を作りたい」「昔の自分を取り戻したい」——そういった気持ちが、ギターを引っ張り出すきっかけになりました。

当初は「趣味として楽しめれば十分」と思っていました。まさか、ギターを通じて新しい人間関係や、これほどの充実感が生まれるとは思っていませんでした。


■ ギターが孤独感を変えた5つの体験

▼ 体験① 「一人でいる時間」の質が変わった

ギターを弾いている間は、孤独を感じません。むしろ「一人の時間」が「自分と向き合う豊かな時間」に変わりました。

自分の声に合わせて伴奏できるギターは、孤独な時間を豊かな自己対話の時間へと変えてくれる、魔法の杖のような存在になるはずです。

弦を弾くたびに音が返ってくる。その音が「今日の自分の状態」を映し出すようで、ギターはいつの間にか「一人でいるときの最高の話し相手」になっていました。


▼ 体験② 音楽が「感情の出口」になった

仕事でストレスが溜まった日、人間関係で疲れた日——そういうときにギターを弾くと、不思議と気持ちが整っていきました。

音を出すこと自体が深呼吸のような効果を生み、自然と気持ちが落ち着いていきます。

言葉では表現しにくいモヤモヤした感情が、音楽を通じて「外に出ていく」感覚。これはギターを弾き始めてから初めて気づいた体験でした。


▼ 体験③ 「同じ感覚を持つ人」が存在することを知った

ジャムセッションに参加したとき、初めて話した人と「好きなギタリスト」の話で1時間盛り上がりました。

年齢も職業もバックグラウンドも違う。しかし「あのアーティストのあのアルバムが最高だよね」という一言で、初対面なのに旧友のような感覚になれる——この体験は、50代になってからは味わえないと思っていたものでした。

コミュニティに参加することで、音楽を通じて新しい友人や仲間ができるのも大きな魅力です。人前で演奏する経験は自信にもつながりますし、何より音楽の力で心が豊かになります。


▼ 体験④ 「続けていること」自体が自信になった

ギターを1年間続けたとき、「自分はこれを続けられた」という小さな自信が生まれました。

50代になると、新しいことを続けることへの自信が失われがちです。しかし「ギターを1年続けた」という事実は、「自分にはまだ続けられる力がある」という自己肯定感につながりました。

孤独感の根っこにある「自分には価値がない」「誰かに必要とされていない」という感覚を、ギターを続けることが静かに否定してくれていました。


▼ 体験⑤ 「音楽でつながるコミュニティ」が心の居場所になった

セッションや音楽サークルを通じて、「音楽という共通言語でつながるコミュニティ」が心の居場所になりました。

仕事でも家族でもない第3の場所——そこでは年齢も肩書きも関係なく、「ギターが好き」「音楽が好き」というただそれだけでつながれます。

スポーツクラブや習い事、趣味などのコミュニティに属することで、孤独感を軽減できます。共通の趣味を持つ人々との交流は、精神的な充実感をもたらします。

「居場所がある」という感覚が、50代の孤独感を根本から変えてくれました。


■ ギターが教えてくれた「孤独との付き合い方」

ギターを再開して気づいたことは、「孤独」は必ずしも悪いものではないということです。

一人でギターを弾く時間は、孤独であると同時に「自分と深くつながる時間」でもあります。その時間があるからこそ、人と一緒に弾くときの喜びがより大きくなります。

「一人でいられる力」と「人とつながる力」——ギターはその両方を育ててくれる趣味だと実感しています。


■ 50代のギター再開が「孤独感」に効く理由

効果内容
没入できる時間が生まれる練習中は孤独を感じない
感情の出口ができる音楽がストレスを解放してくれる
共通の話題ができるギター仲間との会話が生まれる
自己肯定感が上がる続けることで自信がつく
第3の居場所ができる音楽コミュニティが心の拠り所になる

50代の孤独感に悩んでいる方に伝えたいのは、「ギターは孤独を癒す最高の道具になりえる」ということです。


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