50代でギターを再開して感じた「集中力の変化」と脳への効果【体験談】

ギター体験談

ギターを再開してから、仕事中の集中力が上がった気がする——そう感じるようになったのは、再開から3〜4ヶ月が経った頃でした。

「ギターと仕事は関係ないはずなのに、なぜだろう?」と不思議に思い、ギター演奏が脳に与える影響を調べてみると、科学的な根拠がたくさん見つかりました。

この記事では、50代でギターを再開した私が実感した「集中力の変化」と、ギターが脳に与える効果をリアルな体験談と科学的根拠を合わせてお伝えします。


■ 再開前の「集中力」の状態

ギターを再開する前、仕事中に集中力が続かないことが増えていました。

デスクに向かってはいるものの、30分もすると頭がぼんやりしてくる。大事な資料を読んでいるはずなのに、気づいたらスマホを見ている。以前はこんなことがなかったのに、50代に入ってから「集中力の低下」を感じる場面が増えていました。


■ ギター練習が「集中力トレーニング」になる理由

ギターを練習するとき、脳は多くの作業を同時に行っています。

・左手:コードやフレーズを押さえる
・右手:一定のリズムでストロークする
・耳:音程・リズム・音質を同時にモニタリングする
・目:楽譜やコード譜を読む
・脳:次のコードへの移行を先読みする

指を動かせば脳の中の広い領域を刺激することができ、指先を動かすことで脳はその情報をキャッチしようと刺激され活性化されます。運動を指令する「運動野」と感覚を感じ取る「感覚野」のそれぞれで、5本の指と手のひらが占めている割合が非常に大きいのです。

つまりギターの練習は、脳の広い領域を同時に活性化させる「脳のマルチタスクトレーニング」なのです。


■ 私が感じた「集中力の変化」5つの体験

▼ 体験① 練習中に「今この瞬間」だけに集中できるようになった

音楽を演奏している時、人の精神は「今」に集中している状態です。今に集中すると過去や将来への不安から解放され、ネガティブな思考に陥るのを防ぎます。

ギターを弾いている間は、仕事の心配も将来への不安も頭から消えました。「今この音を出すこと」だけに意識が向く——この感覚は、何年ぶりかに経験するような純粋な集中でした。

▼ 体験② 仕事中の「集中できる時間」が伸びた

再開から4ヶ月が経つ頃、仕事中に気づいたことがありました。以前は30分で集中が切れていたのに、1時間程度は集中が続くようになっていたのです。

毎日の練習で「意識を1つのことに向け続ける」トレーニングを積んでいたことが、仕事中の集中力にも良い影響をもたらしていた可能性があります。

▼ 体験③ 練習後に「頭がすっきりする」感覚があった

疲れて帰宅してから15〜20分ギターを弾くと、不思議と「頭がリフレッシュされた」感覚がありました。

疲れているのに弾いた後の方が頭が冴えている——この体験は、ギターを再開してから何度も感じました。

▼ 体験④ 記憶力への良い影響を感じた

新しいコードを覚えたり、曲のコード進行を暗記したりする練習を続けるうちに、仕事での資料の記憶力にも良い影響が出てきた気がしました。

「覚える」という作業を毎日続けることで、記憶のための神経回路が鍛えられていたのかもしれません。

▼ 体験⑤ ストレスが減って集中しやすくなった

ギターを演奏することはストレス解消方法であり、その結果メンタルヘルスの改善へとつながっていきます。また音に感情を乗せて放出することで、普段抱えている気持ちを自然に浄化することもできるのです。

ストレスが減ることで、精神的なノイズが少なくなり、集中しやすい状態が保てるようになりました。


■ ギター演奏が脳に与える科学的な効果

▼ 効果① 認知症予防への効果

ギターを演奏すると脳には普段与えられない様々な刺激が与えられます。高齢者の認知症や成人のうつ病などにもギターの演奏がいい効果をもたらすため、ギターを楽しんでいればいつまでも健康的に過ごすことができるでしょう。

50代からギターを続けることは、認知症予防という観点でも大きな意味があります。

▼ 効果② リハビリへの応用

ギター演奏がリハビリに効果的な理由は、同じことを繰り返し行うことにあります。同じ動作を繰り返し行うのは失われた運動機能にかかわる脳の回路を修復する効果がありますが、ギター演奏であれば上達という楽しみのために同じ動作の繰り返しを行えます。

▼ 効果③ 自己効力感の向上

ギター上達の道のりは小さな成功体験の連続です。この「やればできる!」という感覚の積み重ねが強い喜びと達成感をもたらし、ギター以外の場面においても「自分ならできる」という自己効力感につながり、人生全般における自己肯定感を高めてくれます。


■ 50代のギター練習が「脳トレ」になる理由まとめ

脳への効果仕組み
集中力の向上複数の感覚を同時に使う練習が脳を鍛える
記憶力の向上コードや曲を覚える練習が記憶回路を活性化
ストレス軽減演奏中の「今ここ」への集中がノイズを消す
認知症予防指先の動きが脳の広い領域を刺激する
自己効力感の向上小さな成功体験の積み重ねが自信になる

■ ギターを「脳トレ」として始めるなら

ギターは楽しみながら脳を鍛えられる最高の趣味です。「健康のため」「認知症予防のため」という動機でギターを再開するのも、50代には十分な理由になります。


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