「今は楽しく続けているけど、これから先もずっと弾き続けられるだろうか」——50代でギターを再開した方の中には、こんな漠然とした不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
実は、ギターという楽器は「生涯を通じて楽しめる趣味」として、非常に相性の良い特徴をいくつも持っています。この記事では、50代のギター再開者向けに、ギターを生涯楽しめる趣味にするためのコツを解説します。
■ 77歳でも現役という事実
世界的なギタリストとして広く知られる方の中には、御年77歳になっても現役で演奏を続けている方がいます。仮に40歳からギターを始めたとしても、そこから何十年も演奏を続けられるという事実は、ギターという楽器が、いかに長く楽しめる趣味であるかを物語っています。
50代からギターを始める、あるいは再開するということは、決して遅すぎることではなく、むしろこれから何十年という長い時間を、この趣味と共に過ごせる可能性を秘めているのです。
■ ギターが生涯続けやすい理由:体力を必要としない
スポーツのように体力を必要とせず、怪我をする心配も少ないというのが、ギターという趣味の大きな特徴です。年齢を重ねても、大きく身体能力が変わらない限り、長く楽しみ続けることができます。
過去記事「指を開くためのストレッチ法」でも触れたように、指先の運動として捉えれば、むしろ年齢を重ねてからこそ、健康維持にもつながる側面があります。年齢を重ねると、指先の感覚が鈍くなったり、関節が硬くなったりしがちですが、ギターの練習は指先の運動になり、関節の柔軟性を保ち、血行を促進する効果も期待できるとされています。
■ 続けやすさの秘訣:「準備の手軽さ」
上達の秘訣は「週1で2時間演奏」よりも「毎日10分演奏」だという考え方があります。過去記事「忙しくても続けられる練習時間の作り方」でも触れたように、まとまった時間を確保することよりも、短時間でも毎日触れることの方が、継続には効果的です。
▼ 準備にかかる時間の短さも重要
気軽に楽しむ上で重要なのが、準備にそれほど時間がかからないという点です。楽器をケースから出して、チューニングをして、アンプに繋ぐまで、正味5分程度で済むとされています。思い立った時にすぐ始められることが、忙しい50代の生活の中でも続けやすい理由の一つです(過去記事「練習が続く部屋のレイアウト術」も参考にしてください)。
■ 一人でも楽しめる、という魅力
ギターは、一人で弾いても十分に楽しめる楽器です。簡単な曲であれば、比較的早い段階で弾けるようになり、達成感を得やすいのも魅力の一つです。
過去記事「一人で練習する時間の価値」でも触れたように、誰かと一緒でなくても、自分のペースでじっくり向き合えるというのは、生涯続けやすい趣味の大切な条件です。
■ 誰かと一緒に楽しめる、という魅力もある
一方で、ギターは誰かと一緒に楽しむこともできる楽器です。他の人と一緒に練習したり、演奏したりすることで、交流を楽しむことができます。年齢や言葉の壁がない音楽は、幅広い人との交流機会を生んでくれるとされています。
過去記事「オンラインコミュニティ活用法」「大人になってからバンドを組む方法」でも触れたように、同じ目標を持つ仲間や、楽しみを共有できる人を見つけることで、やりがいがさらに大きくなる可能性があります。
■ 弾き語りとソロギター、それぞれの魅力
過去記事「ソロギターと弾き語りの違い」でも触れたように、ギターの楽しみ方には大きく分けて「弾き語り」と「ソロギター」の2つのスタイルがあります。
▼ 弾き語り
歌が好きな人には、憧れのスタイルです。ギターを弾きながらカッコよく歌いたい人、スカッと発散したい人に向いています。カラオケに行かなくても、手軽に自分の伴奏で歌えるのが魅力です。
▼ ソロギター
歌わずにギター1本で曲を奏でるスタイルです。じっくり自分と向き合うことができ、時間的に余裕のある50代以降の趣味に、特に合っているとされています。
どちらのスタイルも、長く付き合っていける奥深さを持っています。
■ 思い出の曲を奏でる喜び
長年生きてきた中で聴いてきた思い出の曲を、自分の手で奏でる喜びは、何物にも代えがたいものです。過去記事「昭和フォーク弾き語り10選」「邦楽ロック弾き語り名曲10選」でもご紹介したような、人生の節目に聴いてきた名曲を、自分自身で演奏できるようになれば、その感動もひとしおです。これは、単なる趣味を超えた、心の充足感につながる体験と言えます。
■ 「続くかわからない」という不安への向き合い方
新しいことを始めるとき、「続くかわからない」という不安は、誰にでもあるものです。しかし、結局のところ、全ての障壁の中には、この不安が絡んでいることが多いとされています。
過去記事「一人で練習する時間の価値」「忙しくても続けられる練習時間の作り方」でも触れたように、完璧な継続を目指すのではなく、無理のないペースで、少しずつでも触れ続けることが、長続きの秘訣です。
■ 老後を見据えた趣味としての価値
老後の趣味として、ギターは非常に相性の良い選択肢とされています。楽器の演奏は、一人でも、誰かと一緒でも楽しめるという柔軟性があり、体力の変化にもある程度対応できる、生涯を通じて続けやすい趣味です。
社会とのつながりを保つ良い機会にもなり得るという点も、これからの人生を考える上で、大きな価値を持つポイントです。
■ 50代がこの視点を持つメリット
▼ 長期的な視野でギターと向き合える
目先の上達だけでなく、「これから何十年も続けられる」という長期的な視点を持つことで、焦らず、じっくりとギターと付き合っていけます。
▼ 継続の工夫がより大切になる
生涯続ける趣味だからこそ、無理のない練習の習慣(過去記事「忙しくても続けられる練習時間の作り方」参照)を身につけることの重要性が、より深く理解できます。
▼ 人生の様々な段階で違った楽しみ方ができる
50代で感じる楽しみ方と、それから10年後、20年後に感じる楽しみ方は、きっと違ったものになっていくはずです。その変化そのものを楽しむ余裕が生まれます。
■ 50代がこの趣味を生涯続けるためのアドバイス
▼ 完璧を目指さず、続けることを最優先にする
上達のスピードにこだわりすぎず、まずは「続けている」という事実そのものを大切にしましょう。
▼ 準備の手軽さを保つ工夫をする
過去記事「練習が続く部屋のレイアウト術」「失敗しないギタースタンドの選び方」も参考にしながら、いつでもすぐに手に取れる環境を整えておくことが、継続の大きな助けになります。
▼ 一人の時間と仲間との時間、両方を大切にする
過去記事「一人で練習する時間の価値」でも触れたように、一人でじっくり向き合う時間と、仲間との交流を楽しむ時間、その両方をバランス良く取り入れることが、長く楽しむ秘訣です。
■ まとめ:生涯楽しめる趣味にするコツ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 体力面の利点 | スポーツと違い、体力を必要とせず怪我の心配も少ない |
| 継続の秘訣 | 「週1で長時間」より「毎日短時間」 |
| 準備の手軽さ | 5分程度で始められる手軽さが継続の鍵 |
| 楽しみ方の柔軟性 | 一人でも、仲間とでも楽しめる |
| 長期的な価値 | 老後も含めた社会とのつながりの機会にもなる |
ギターは、50代から始めても、これから何十年という長い時間を共に過ごせる、生涯の趣味になり得る楽器です。焦らず、無理のないペースで、これからも長くギターとの付き合いを楽しんでいってください。
■ 長く続けるための練習法をプロと一緒に見つけたい方へ
無理なく長く続けられる練習スタイルは、オンラインレッスンでプロに相談すると具体的なアドバイスが得られます。


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