「ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンのあの独特の”ワウワウ”という音はどうやって出すの?」——ギターを再開した50代の方から、こんな質問をよく受けます。
あの印象的なサウンドを生み出しているのが「ワウペダル」です。足でペダルを踏むだけで、ギターの音が人の声のように「ワウワウ」と変化する独特のエフェクターです。
操作は足を前後に動かすだけとシンプルで、使い始めると表現の幅が一気に広がります。この記事では、ワウペダルの仕組み・使い方・選び方と、2025年現在おすすめの3モデルを初心者にもわかりやすく解説します。
■ ワウペダルとは何をするエフェクターか
ワウペダルとは、ペダルの角度によって特定の周波数帯をリアルタイムに変化させるエフェクターです。
ペダルをつま先側に踏み込む(前に傾ける)と高音域が強調され、かかと側に戻す(後ろに傾ける)と中低音域が強調されます。この連続的な変化が「ワウワウ」という独特の音色を生み出します。
【ワウペダルを使うメリット】
・ギターソロに「泣き叫ぶ」ような表情をつけられる
・ファンクやR&Bのカッティングにグルーヴ感が生まれる
・ブルースのフレーズに感情的な表現が加わる
・一気に演奏が個性的になる
■ ワウペダルの2つの使い方
▼ 使い方① ソロで「泣き叫ぶ」表現
ギターソロの中でペダルをゆっくり前後に動かすことで、音に抑揚とドラマチックな表現が生まれます。ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンが多用した使い方です。
▼ 使い方② リズムプレイで「チャカポコ」表現
16ビートのカッティングに合わせてペダルをリズミカルに踏むことで、ファンク特有の「チャカポコ」というグルーヴが生まれます。スティーヴィー・ワンダーの楽曲のギターバッキングでよく使われる手法です。
■ ワウペダルをボードに繋ぐ位置
ワウペダルは一般的に「ギターの直後・歪み系の前」に繋ぐのが定番です。
ギター → ワウ → 歪み系(オーバードライブ等)→ 空間系 → アンプ
この順番にすると、ワウの効果が歪みに乗って、より激しいサウンドになります。歪みの後にワウを置くと、より落ち着いたナチュラルなワウサウンドになります。好みで試してみましょう。
■ おすすめワウペダル3選
▼ ① Jim Dunlop GCB95 Cry Baby(定番・ロック派に)
1966年から世界中のギタリストに愛用され続ける伝説的なワウペダルです。ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、バディ・ガイなど多くの偉大なミュージシャンが使用した定番中の定番モデル。ビンテージかつパワフルなサウンドが特徴で、ロック・ブルースに最適です。
・音質:ビンテージ感のあるパワフルなワウサウンド
・向いているジャンル:ロック・ブルース・ハードロック
・価格帯:約10,000〜20,000円
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▼ ② VOX V847-A(ナチュラル・オールジャンル派に)
1960年代から続くVOXの伝説的なワウペダルの進化版です。音痩せに配慮した高品位なバッファを内蔵しており、原音への影響が少ない設計が特徴。温かみのある自然なワウサウンドで、ブルース・ポップス・ジャズまでオールジャンルに対応します。
・音質:温かみのある自然なワウサウンド
・向いているジャンル:ブルース・ポップス・ジャズ全般
・特徴:高品位バッファ内蔵・音痩せしにくい
・価格帯:約13,000〜16,000円
▼ ③ Jim Dunlop 535Q Cry Baby Multi-Wah(多機能・こだわり派に)
6段階の周波数切替とQ(ピークの強さ)調整、最大+18dBのブースト機能を搭載した多機能ワウです。ジョー・サトリアーニが愛用することで知られるモデルで、自分の好みに合わせてワウのかかり方を細かくカスタマイズできます。
・周波数切替:6段階
・Q調整:あり
・ブースト:最大+18dB
・価格帯:約23,000〜28,000円
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■ 50代ギタリストへのおすすめの選び方
| 状況 | おすすめモデル |
|---|---|
| まずワウを試したい・ロック・ブルース好き | Jim Dunlop GCB95 Cry Baby |
| 音痩せが気になる・オールジャンルで使いたい | VOX V847-A |
| 音のカスタマイズにこだわりたい | Jim Dunlop 535Q |
初めてのワウペダルにはJim Dunlop GCB95かVOX V847-Aがおすすめです。どちらも価格・音質・使いやすさのバランスが優れており、長年にわたって世界中のギタリストに信頼されています。
■ ワウペダルを使う際の注意点
・バッテリーの消耗が早い:ワウペダルは電池の消耗が速いモデルが多いです。パワーサプライからの電源供給をおすすめします
・音痩せに注意:バッファーを搭載していないモデルはバイパス時に音痩せすることがあります。VOX V847-Aのようにバッファー搭載モデルを選ぶか、バッファーを別途用意しましょう
・踏み込みの強さで音が変わる:ペダルの動かし方(速さ・幅)で音の表情が大きく変わります。いろいろな踏み方を試して自分のスタイルを見つけましょう
■ 独学に迷ったら:ワウの使い方もレッスンで確認できます
ワウペダルの効果的な使い方や足の操作のコツは、オンラインレッスンでプロに確認してもらうと表現の幅が一気に広がります。


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