「印刷したコード譜が机の上に散らばっている」「あの曲どのサイトで見たか思い出せない」「カポの位置をメモしたはずなのに見当たらない」——ギターを再開して半年ほど経つと、この問題が出てきます。
弾きたい曲がすぐ出せない状態は、練習を始めるまでの手間になります。そして手間があるほど、練習の頻度は落ちます。
この記事では、コード譜の整理と管理の方法を整理します。
■ なぜ管理が必要になるのか
再開直後は1〜2曲しか扱わないので問題になりません。しかし半年、1年と経つと状況が変わります。
・練習中の曲が数曲ある
・仕上げた曲が5曲以上ある
・気になって印刷しただけの曲が溜まっている
・同じ曲を別のサイトで何度も探している
特に最後の項目は時間の無駄です。一度使ったコード譜を再利用できる状態にしておくだけで、練習開始までの時間が短くなります。
■ 管理方法の3つの選択肢
▼ ① 紙のファイル
印刷して、クリアファイルやバインダーに綴じる方法です。
・書き込みができる(カポ位置、ストロークパターン、注意点)
・電池切れがない
・譜面台に置きやすい
・紙が増えると探しにくくなる
▼ ② タブレット・スマホ
コード譜サイトをブックマークするか、PDFで保存します。
・かさばらない
・文字を拡大できる
・検索できる
・充電が必要、譜めくりに操作が要る
▼ ③ 併用
仕上げた曲は紙、練習中の曲はタブレット、という分け方もあります。
▼ 50代におすすめの形
紙を基本にすることをおすすめします。理由は書き込みができることです。
「ここは3フレットにカポ」「Bメロで音を弱く」「サビ前で1拍空ける」——こうした自分用のメモは、演奏の記憶を助けます。画面上では書き込みが面倒で、結局残らないことが多くなります。
■ 紙で管理する場合の作り方
▼ ステップ1:3つに分類する
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| 練習中 | 今取り組んでいる曲(1〜3曲) |
| レパートリー | 仕上がって弾ける曲 |
| 保留 | 気になっているが未着手の曲 |
この3つを分けておくだけで、探す手間がなくなります。
▼ ステップ2:レパートリーは順番を決めておく
弾ける曲を並べる順番を決めておくと、人前で弾く機会があったときにそのまま使えます。
▼ ステップ3:1曲1ページに収める
複数ページにまたがると、譜めくりが必要になります。文字を少し小さくするか、繰り返し部分を省略して1枚に収めると演奏しやすくなります。
▼ ステップ4:書き込む項目を決める
・カポの位置
・原曲キーと自分のキー
・仕上げた日付
・つまずきやすい箇所
日付を書いておくと、後から「この曲は3ヶ月前に仕上げた」と分かり、復習のタイミングが判断できます。
■ 印刷するときの工夫
▼ 文字を大きくする
多くのコード譜サイトには文字サイズの変更機能があります。印刷前に一段階上げておくと、譜面台に置いたときに見やすくなります。
▼ 余白を確保する
書き込むスペースを残しておきます。上下左右の余白を広めに設定してください。
▼ 白黒で印刷する
カラー印刷は不要です。インク代を抑えられます。
■ 譜面台があると変わること
譜面を机や床に置いて、覗き込みながら弾いていませんか。
この姿勢は首と腰に負担がかかり、フォームも崩れます。譜面台があると目線が上がり、姿勢が保てます。
数千円で購入でき、折りたたんで収納できるものもあります。練習環境への投資としては、費用対効果が高い部類です。
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■ 探す時間を減らす3つの習慣
▼ ① 使ったサイトを記録する
同じ曲でも、サイトによってキーやコードの表記が違います。「この曲はこのサイトのこのバージョン」と決めて、印刷物にサイト名を書いておいてください。
▼ ② 増えすぎたら間引く
「保留」の分類が20曲を超えたら、見直してください。1年触っていない曲は、おそらく今後も触りません。
▼ ③ 練習の最後に片付ける
弾き終わったら、その日使った譜面を元の場所に戻す。この30秒があるかどうかで、次回の準備時間が変わります。
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■ デジタルで管理する場合
紙を使わない方法を選ぶ場合、次の点を押さえておくと使いやすくなります。
・曲名でファイル名を統一する(「曲名_カポ2」など)
・フォルダを「練習中」「レパートリー」で分ける
・スマホよりタブレットのほうが見やすい
・画面の自動ロックをオフにする(演奏中に消えるのを防ぐ)
最後の項目は見落とされがちです。設定を変えておかないと、弾いている最中に画面が暗くなります。
■ まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 基本 | 紙が書き込みやすくおすすめ |
| 分類 | 練習中・レパートリー・保留の3つ |
| 1曲 | 1ページに収める |
| 書き込む | カポ位置・キー・仕上げた日付 |
| 印刷 | 文字を大きく、余白を広く |
| 環境 | 譜面台があると姿勢が変わる |
| 習慣 | 使ったら戻す(30秒) |
弾き始めるまでの手間が減ると、練習の頻度は上がります。まずは今ある譜面を、3つに分けるところから始めてみてください。


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