50代でギターを再開してジャムセッションに初参加した体験談【準備・当日・その後】

ギター体験談

「ジャムセッションに参加してみたいけど、どのくらい弾けないといけないの?」「初心者でも参加していいの?」——ギターを再開して半年ほど経った頃、私も同じ疑問を持っていました。

勇気を出して初めてジャムセッションに参加したのは、再開から約8ヶ月後のことでした。緊張で手が震えながら演奏した12小節のブルース——それが、ギター人生で最も印象に残る体験のひとつになりました。

この記事では、50代でギターを再開した私がジャムセッションに初参加した体験談を、準備・当日・その後の変化に分けてお伝えします。


■ 初参加を決めるまでの葛藤

再開して6ヶ月が経った頃、近所のライブバーで「初心者歓迎ジャムセッション」のポスターを見つけました。

「参加したい」という気持ちと「まだ早い」という気持ちが半々でした。

「もっと上手くなってから参加しよう」と思っていたのに、1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎても「まだ早い」という気持ちは変わりません。「待っていても永遠に準備は整わない」と気づいたのが、参加を決意したきっかけでした。


■ 参加前の準備:何を練習したか

初参加に向けて2週間集中して練習したのは以下の3つです。

▼ ① ブルースの12小節進行を確実に弾けるようにする

セッション初心者に最もおすすめの曲がブルースの12小節進行(キーA:A7→D7→E7)です。シンプルな構造で、セッションでも頻繁に使われます。

メトロノームBPM80に合わせて、止まらずに12小節を10回連続で弾けることを目標に練習しました。

▼ ② コードチェンジを頭で考えなくても弾けるレベルにする

コードを頭で考えながら弾いていると、セッション中に他の演奏者の音を聴く余裕がなくなります。「考えなくても指が動く」レベルまで反復練習しました。

▼ ③ 機材の準備とチェック

セッション当日に機材トラブルで焦らないよう、シールドの断線確認・チューナーの電池チェック・エフェクターの設定確認を事前に行いました。機材や楽器のコンディションを整えておくのは、スムーズにセッションに参加するための基本中の基本です。


■ 初参加当日:到着から演奏まで

▼ 到着・受付

会場に着いたのは開始30分前。想像より小さなバーで、すでに5〜6人のミュージシャンが集まっていました。

受付で「初めての参加です。ギターを弾きます」と伝えると、主催者の方が「初心者歓迎です、気楽に楽しんでください」と声をかけてくれました。この一言で少し緊張がほぐれました。

▼ 演奏を聴きながら雰囲気をつかむ

最初の1時間は演奏せず、他の参加者の演奏を聴いて雰囲気をつかみました。「上手い人ばかりで場違いかも…」という気持ちもありましたが、ジャムセッションでは40〜50代のギタリストが気兼ねなく演奏されている場も多く、雰囲気が温かかったことに安心しました。

▼ 初めての演奏

「次に弾きたい方いますか?」という声に、震える手で挙手しました。

キーAのブルース12小節。ドラム・ベース・キーボードに合わせて弾くのは、一人で練習していたときとまったく違いました。最初の4小節はリズムがガタガタで、コードチェンジも少し遅れました。

しかし止まらずに12小節を弾き切ることができました。

演奏が終わると、参加者から温かい拍手が来ました。「ありがとうございました」と頭を下げながら、涙が出そうになりました。


■ 初参加で感じた5つのこと

▼ ① 「止まらないこと」が最重要だと実感した

一人での練習ではミスをすると止まって弾き直せますが、セッションでは止まれません。「ミスしても止まらず弾き続ける」ことの重要さを身をもって体感しました。

▼ ② 「聴く」ことの大切さがわかった

バンドアンサンブルの中では、自分のギターだけでなく、ドラムのビート・ベースのルート音・他の楽器の音を「聴きながら弾く」ことが求められます。最初はまったく余裕がなかったですが、「聴きながら弾く」という新しい課題が見えたことが大きな収穫でした。

▼ ③ セッションの雰囲気は思ったより温かかった

「失敗したら笑われる」という不安がありましたが、セッションバーの雰囲気は温かく、初心者を受け入れてくれる文化がありました。簡単な自己紹介や「初心者で緊張しています」という一言で、周囲のサポートを得やすくなりました。

▼ ④ 「一人で練習する」と「人と弾く」はまったく別のスキル

一人での練習で培ったスキルが、セッションでは半分も発揮できませんでした。しかしそれは「セッションという別のスキル」が必要なことに気づいた体験でもありました。セッションに参加し続けることでしか身につかないスキルがあると実感しました。

▼ ⑤ 「また来たい」という気持ちが生まれた

演奏後にベーシストの方から「次はソロも弾いてみてください」と声をかけてもらいました。「次回」への目標が生まれたこと——これが初参加の最大の収穫でした。


■ 初参加後の変化

ジャムセッションに初参加してから、練習への向き合い方が変わりました。

・「セッションのための練習」という具体的な目標ができた
・「聴きながら弾く」ことを意識した練習が増えた
・次のセッションへの期待がモチベーションになった

セッションへの参加は月1回を目標にするようになり、2回目・3回目と回数を重ねるごとに少しずつ余裕が生まれてきました。


■ ジャムセッション初参加前にやっておくべきこと

準備内容
演奏の準備ブルース12小節進行をBPM80で止まらず弾ける
メンタルの準備「止まらないこと」だけを目標にする
機材の準備断線・電池・チューニングを事前確認
会場の下見事前に雰囲気を確認できると安心
一言の準備「初参加で緊張しています」と一言伝える

■ まとめ:初参加のハードルを下げる3つの心得

  1. 「上手くなってから」は永遠に来ない:ブルース12小節が止まらず弾ければ参加できる
  2. 目標は「止まらないこと」だけ:ミスは気にしない、止まらずに弾き切ることが最優先
  3. セッションバーの雰囲気は思ったより温かい:初心者を歓迎してくれる文化がある

50代からのジャムセッション初参加は、緊張と感動が入り混じった忘れられない体験になりました。「まだ早い」と思っている方に伝えたいのは、「今すぐ行ってみてください」ということです。


■ セッションに向けて基礎を固めたい方へ

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