「YouTubeもいいけど、本でもしっかり基礎を学びたい」「教則本が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」——これまでこのブログでは、動画やアプリを活用した練習法(過去記事「GuitarTunaに新機能」「Chordifyで耳コピいらず」等)をご紹介してきましたが、紙の教則本にも独自の良さがあります。
この記事では、50代のギター再開者向けに、教則本の選び方と、上手な活用法を解説します。
■ 教則本を選ぶ際の基本的な視点
教則本には数多くの種類があり、内容も様々です。内容を把握せずに購入してしまうと、挫折してしまったり、使わずに本棚にしまったりすることも多いため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
▼ ジャンル・楽器の種類で選ぶ
ギターの教則本は、音楽のジャンルやギターの種類で分かれていることが多くあります。ロック、ジャズ、ファンク、ソロギターなど、音楽ジャンルによって奏法や必要な知識は異なり、アコギとエレキでも弾き方が微妙に違います。過去記事「ジャズセッションで演奏される定番曲」「ソロギターと弾き語りの違い」なども参考にしながら、自分が今取り組みたい方向性に合った教則本を選びましょう。
▼ レベルに合ったものを選ぶ
初心者や新しいジャンルに挑戦する人には、入門書がおすすめです。コードや音楽理論をわかりやすく解説している教則本もあれば、フォームや技術面を重点的に解説しているテクニック系のものもあります。自分の現在のレベルに合ったものを選ぶことが、挫折を防ぐ大切なポイントです。
■ 良い教則本の見分け方
▼ 図・写真・譜面が見やすいか
図・写真・譜面が大きくて見やすいものは、練習中にストレスなく確認できます。実際に書店やオンラインで内容を確認する際、この点をチェックしてみましょう。
▼ 「順番」が明確かどうか
何から手をつければいいかわからず迷ってしまう教則本より、練習の順序が明確に示されているものの方が、初心者には扱いやすいとされています。
▼ 動画やアプリと併用できる構成か
近年の教則本には、YouTubeやアプリと併用しやすい構成になっているものも増えています。DVDやCDが付属しているタイプもあり、模範演奏を耳で確認しながら学べるのが魅力です。
■ 「何冊も揃えるより1冊を使い倒す」という考え方
多くの教則本紹介記事で共通して語られているのが、「何冊も買うより、最初の1冊をしっかり使い倒すことが上達の近道」という考え方です。
教則本は、何冊も揃えるよりも、自分に合った本だけを揃えることが大切とされています。過去記事「一人で練習する時間の価値」でも触れたように、じっくり1つのものと向き合う姿勢は、教材選びにも通じる考え方です。
■ 忙しい50代に向いている教則本の特徴
▼ 短時間の練習メニューが組まれているもの
忙しい人でもこなせる、1日5分程度の練習メニューが数ヶ月分収録されている教則本もあります。過去記事「忙しくても続けられる練習時間の作り方」でも触れたように、まとまった時間が取れなくても、こうした短時間メニューが組まれた教則本であれば、無理なく続けやすくなります。
▼ 耳を鍛えることに重点を置いたもの
「耳を訓練し、感性を育て、弾きたい音を自由に弾く」というコンセプトの教則本もあります。過去記事「コード進行の耳コピに挑戦」「スランプの正体は練習量と必要量のズレ」でも触れたように、耳のトレーニングは練習の質を高める大切な要素です。こうした視点を持つ教則本を選ぶのも、一つの方法です。
■ 無料で試し読みするという方法
購入前に、無料サービスを活用して内容を確認するという方法もあります。一定期間無料で本が読み放題になるサービスを使えば、気になっている教則本を実際に試し読みしてから、購入するかどうかを判断できます。
期間限定の無料期間をうまく活用し、複数の教則本を比較検討してから、自分に合った1冊を選ぶという進め方もおすすめです。
■ 教則本と動画・アプリを組み合わせる
教則本だけで完結させる必要はありません。過去記事でご紹介してきた様々なデジタルツール(U-FRET、Chordify、GuitarTunaなど)と組み合わせることで、より効果的な学習ができます。
▼ 組み合わせの一例
- 教則本で基礎理論やフォームを学ぶ
- アプリで実際の演奏を確認しながら練習する
- 動画で細かい手の動きを確認する
こうした組み合わせにより、それぞれの教材の強みを活かした学習ができるようになります。
■ 教則本選びで失敗しないための注意点
▼ レビューだけで判断しすぎない
書籍のレビューは参考になりますが、最終的には自分のレベルや目的に合っているかどうかを、自分自身で確認することが大切です。
▼ 難しすぎるものを最初から選ばない
「もっと本格的に学びたい」という気持ちから、いきなり上級者向けの教則本を選んでしまうと、内容が理解できず挫折してしまうことがあります。まずは自分のレベルに合った、無理のないものから始めましょう。
▼ 積読(つんどく)にならないよう注意する
購入しただけで満足してしまい、実際には使わずに本棚にしまわれてしまう教則本も少なくありません。過去記事「忙しくても続けられる練習時間の作り方」でも触れたように、日々の練習の中に、教則本を開く時間を組み込む工夫が大切です。
■ 50代がこの知識を持つメリット
▼ 効率的に自分に合った教材を選べる
数多くある教則本の中から、自分の目的やレベルに合った1冊を選ぶ視点を持つことで、無駄な出費や挫折を減らせます。
▼ 独学の質が向上する
過去記事「自分では気づけない癖のサイン」でも触れたように、独学には限界がありますが、良質な教則本を活用することで、その限界をある程度カバーできます。
▼ 練習へのモチベーションが高まる
教則本を買うこと自体が「これからギターをやっていくぞ」という実感につながり、やる気を後押ししてくれる効果もあります。
■ 50代がこの知識を活用する際のアドバイス
▼ まずは自分の目的をはっきりさせる
コードを覚えたいのか、特定のジャンルを学びたいのか、耳を鍛えたいのかなど、自分が何を学びたいのかを明確にしてから、教則本を選びましょう。
▼ 実際に内容を確認してから購入する
可能であれば、書店で中身を確認する、あるいは無料の試し読みサービスを活用するなど、実際の内容を見てから購入することをおすすめします。
▼ 1冊を最後まで使い切ることを目指す
新しい教則本に目移りせず、まずは1冊を最後までしっかりと活用することを意識しましょう。
■ まとめ:教則本の選び方のポイント
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル・楽器 | 自分が取り組みたい方向性に合っているか |
| レベル | 自分の現在の実力に合っているか |
| 見やすさ | 図・写真・譜面が大きく見やすいか |
| 練習の順序 | 何から始めればいいかが明確か |
| 併用のしやすさ | 動画やアプリと組み合わせやすい構成か |
教則本は、自分に合った1冊を丁寧に使い倒すことで、大きな学びを得られる教材です。50代のギターライフに、ぜひこの視点を取り入れて、自分にぴったりの1冊を見つけてみてください。
■ 効果的な学習法をプロと一緒に見つけたい方へ
自分に合った教材や学習法は、オンラインレッスンでプロに相談すると具体的なアドバイスが得られます。


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