50代からのギター再開|練習記録のつけ方【上達が見えないのは記録がないから】

ギター練習

「半年続けているのに、上達している気がしない」——ギターを再開した方から最も多く聞く言葉です。

しかし実際には、多くの場合上達しています。気づけないのは、比較する材料がないからです。毎日少しずつ変わるものは、その渦中にいる人には見えません。

この記事では、上達を「見える化」するための記録のつけ方を解説します。手間をかけずに続けられる方法に絞りました。


■ なぜ記録が必要なのか

▼ ① 変化は記録がないと見えない

体重、貯金、勉強時間——数字で残るものは変化がわかります。ギターの上達は数字になりにくいため、意識的に記録しないと比較ができません。

▼ ② 挫折の主因が「実感のなさ」だから

再開後に止まる理由の多くは、「難しいから」ではなく「やっても変わらない気がするから」です。記録は、この感覚に対する最も直接的な対策になります。

▼ ③ 練習の内容が偏っていることに気づける

記録を見返すと、「今月は同じ曲しか弾いていない」「難所の練習を避けている」といった偏りが見えてきます。

▶ また弾かなくなった人へ(2度目の再開)


■ 記録する4つの項目

すべてを記録する必要はありません。優先順位の高い順に並べます。

▼ ① 弾いた日(最優先)

カレンダーに印をつけるだけです。所要時間5秒。これだけでも効果があります。

「何日連続で続いているか」が見えると、途切れさせたくないという気持ちが働きます。逆に、途切れたときも「何日空いたか」が客観的にわかるので、罪悪感ではなく事実として扱えます。

▼ ② その日やったこと(1行)

「Fコード10分」「〇〇のサビ」程度で十分です。長く書こうとすると続きません。

▼ ③ 気づいたこと(あれば)

「親指の位置を直したら鳴った」「疲れているときは指が動かない」など。後から読み返すと、自分の傾向が見えてきます。

▼ ④ 月1回の録音(最重要)

これが最も確実な記録です。文字では残せない変化が、音には残ります。


■ 録音のやり方

▼ 頻度は月1回で十分

毎日録るのは負担が大きく、続きません。月に一度、決まった日に録るだけで比較材料になります。

▼ 同じ課題を録る

比較のためには、毎回同じものを録る必要があります。おすすめは次の2つです。

・今取り組んでいる曲の同じ箇所
・簡単な運指練習やコードチェンジ

曲は変わっていくので、後者を「定点観測用」として1つ決めておくと、長期間の比較ができます。

▼ 環境を揃える

同じ部屋、同じ距離、同じ時間帯で録ると、比較しやすくなります。スマホのボイスメモで十分です。

▼ ファイル名に日付を入れる

「2026-08-01 コードチェンジ」のように統一しておくと、後で並べ替えられます。

▶ スマホで演奏動画を撮ってみる


■ 記録のフォーマット例

紙のノートでもスマホのメモでも構いません。1日1行の形式です。

8/1(金)20分/Fコード、〇〇のAメロ/指を立てたら1弦が鳴った
8/2(土)5分/弾ける曲だけ/疲れていたので短めに
8/3(日)30分/〇〇のサビ、つなぎ目/サビ前で毎回止まる

これくらいの粒度が、続けやすさと情報量のバランスが取れています。


■ 3ヶ月・半年・1年で振り返る

記録は、つけるだけでは効果が半減します。振り返る日を決めてください。

タイミング見るもの
月1回弾いた日数、録音の聴き比べ
3ヶ月仕上がった曲、練習内容の偏り
半年半年前の録音との比較
1年年間の練習日数、弾ける曲の総数

特に半年前の録音を聴くと、多くの人が驚きます。「こんなに違うのか」と感じるはずです。

▶ レパートリーの作り方

▶ 2年目以降にやること


■ 続けるための3つのコツ

▼ ① 記録に時間をかけない

1日の記録は10秒で終わらせてください。詳しく書こうとすると、記録自体が負担になり、練習ごとやめてしまいます。

▼ ② 弾かなかった日も記録する

空白のままにせず、「弾かず」と書くだけでも構いません。空白が続くと記録自体を放棄しがちですが、埋めていれば戻りやすくなります。

▼ ③ 評価を書かない

「今日はダメだった」といった評価は書かないでください。事実だけを残します。評価を書くと、読み返すのが億劫になります。


■ 数字にできるものを1つ持つ

ギターの上達は数値化しにくいのですが、1つだけ数字にできるものを持っておくと便利です。

例:
・コードチェンジ(C→G)を1分間に何回できるか
・特定のフレーズを弾けるテンポ(BPM)
・止まらずに弾ける曲の数

月に一度測るだけで、変化がはっきりわかります。特にテンポは、数字がそのまま上達の指標になります。

▶ 速く弾けないのは、ゆっくり弾けていないから


■ 記録は他人に見せなくていい

SNSに練習記録を投稿する方法もありますが、必須ではありません。人に見せる前提にすると、うまくいかない日を書きにくくなります。

まずは自分のためだけの記録として始めてください。誰にも見せないからこそ、正直に残せます。


■ まとめ

項目内容
最優先カレンダーに印をつける(5秒)
1行メモやったこと、気づいたこと
月1回同じ課題を録音する
振り返り月1回・3ヶ月・半年・1年
コツ時間をかけない、評価を書かない
数値化BPMや回数を1つだけ測る

上達していないのではなく、見えていないだけかもしれません。今日から、カレンダーに印をつけるところから始めてみてください。

シアーミュージックの無料体験レッスンはこちら

EYSの無料体験レッスンはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました