はじめに
「弦が押さえにくくなった」「音がビビる」——このような症状が出たとき、原因のひとつとして考えられるのがネックの反りです。
ネックが反っていると演奏性や音質に大きな影響があります。弦高が高くなって押さえづらい(順反り)、開放弦でビビる(逆反り)、ハイポジションだけ音が詰まる、チューニングが安定しないといった症状が出ます。 Tokyo Guitar Press
この記事では、50代ギター初心者でも理解できるネック反りの確認方法と対処法を解説します。
ネック反りとは?
トラスロッドとは、ギターのネック内部に仕込まれている金属製の棒のことです。これはネックの「反り」を矯正するためのもので、ネックが前に反ったり後ろに反ったときに、調整することで真っすぐな状態に近づける役割を果たします。 Tokyo Guitar Press
ネック反りの2種類:
| 種類 | 状態 | 症状 |
|---|---|---|
| 順反り | ネックが弦側に曲がる | 弦高が高くなる・押さえにくい |
| 逆反り | ネックが逆方向に曲がる | 開放弦がビビる・音が詰まる |
ネック反りの確認方法
1フレットと最終フレットを押さえ、あいだの隙間を確認します。8〜12フレットあたりで弦とフレットの間に0.5mm程度の隙間があれば正常です。 Bee Music
手順:
- チューニングを済ませた状態で行う
- 左手で1フレットを押さえる
- 右手で最終フレットを押さえる
- 中間(8〜12フレット)の隙間を目視で確認する
自分で調整する前に知っておくこと
トラスロッドでの調節は弦による反りの変化を調整するためのものであって、極めて軽度のものしか調整できません。ネックが斜め方向に反るなど複合的に反っている場合はネックアイロン作業が必要になります。重度な症状は自分で改善することはかなり難しいので、楽器店やリペアショップで直してもらうほうが賢明です。 Guitarsele
トラスロッドの調整方法
順反りの場合はトラスロッドを「時計回り」に少しずつ回します。逆反りの場合はトラスロッドを「反時計回り」に回します。 Karada-dock
重要な注意点:
ロッドを回すのは一日に45度〜90度までにしておきましょう。それ以上多く回しすぎるとネックの形が急激に変わってしまったり折れてしまうこともあるので危険です。 Guitarsele
自分でやるか、プロに任せるかの判断基準
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 軽度の順反り・逆反り | 自分でトラスロッド調整を試みる |
| 大きく反っている | 楽器店・リペアショップに依頼 |
| 複合的な反り・ねじれ | 必ずプロに依頼 |
| 調整しても戻る | プロに診てもらう |
**初心者・50代の方は迷ったらプロに任せることをおすすめします。**料金は3,000〜5,000円程度が目安です。
まとめ
ネック反りのポイントをまとめます。
- 1フレットと最終フレットを押さえて隙間を確認する
- 順反りは時計回り・逆反りは反時計回りにトラスロッドを回す
- 1日の調整量は45〜90度まで
- 軽度なら自分で・重度や複合的な反りはプロに依頼
- 定期的に確認することで大きな問題を防げる


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