「なかなか練習が続かない」「弾こうと思ってもなんとなく面倒になってしまう」——ギターを再開した当初、こんな気持ちになることが多くありました。
その原因を探っていくと、「練習環境」が整っていなかったことが大きな要因だったことに気づきました。
この記事では、50代でギターを再開した私が練習環境を整えることで練習が劇的に変わった体験談と、すぐに実践できる環境整備のポイントをお伝えします。
■ 練習環境が整っていなかった頃の悩み
再開当初、ギターはクローゼットの中にしまっていました。「弾こう」と思うたびに、クローゼットを開けてケースを取り出し、チューナーを探し、コード譜を引っ張り出す——その小さな手間が、練習を始めるハードルになっていました。
また、家族がいる時間帯は音を気にして思いっきり弾けず、練習できるのは深夜だけ。しかし深夜に大きな音は出せないため、生音で弾くか練習を諦めるかという状況でした。
「ギターを弾くことが好きなのに、練習するたびにストレスを感じている」——この矛盾に気づいたとき、環境を整えることを真剣に考え始めました。
■ 変化① ギタースタンドを買って部屋に置いた
最初にやったのは、ギタースタンドを買ってギターをリビングの目立つ場所に置くことでした。
これだけで、練習頻度が劇的に変わりました。
目に入るたびに「ちょっと弾いてみようか」という気持ちが自然と湧いてくるのです。「ケースから取り出す」という小さな手間がなくなっただけで、1日に何度も自然とギターを手に取るようになりました。
ギタースタンドを置いて思い立った時にすぐ手に取れる体制にするだけで、モチベーションにつながります。これは本当にその通りだと実感しました。
▼ ポイント
・ギタースタンドは省スペースな壁掛けタイプでも十分
・目立つ場所に置くことで「見るたびに弾きたくなる」効果がある
・ピック・チューナーも同じ場所にまとめておくと取り出しやすい
■ 変化② ヘッドフォン環境を整えた
次に取り組んだのが「音を気にせず弾ける環境」の整備です。
アンプシミュレーターとヘッドフォンを導入したことで、深夜でも本格的なアンプサウンドで練習できるようになりました。エレキギターの場合、アンプに繋いでヘッドフォンをつけることで音漏れを防げるので、周囲にギターの音を聞かれることなくギター練習が楽しめます。
「今日は遅い時間だから練習できない」という言い訳がなくなりました。
▼ ポイント
・ヘッドフォンアンプ(Fender Mustang MicroなどのプラグインタイプがシンプルでOK)
・ヘッドフォンは耳に優しい音量で使用する
・アコースティックギターの場合はサイレントギターや弱音器も選択肢
■ 変化③ 「練習コーナー」を部屋に作った
ギタースタンド・ヘッドフォン・コード譜・メモ帳をひとつの場所にまとめた「練習コーナー」を作りました。
「ここに座ればすぐ練習が始められる」という場所を固定したことで、練習のルーティンが作りやすくなりました。
脳は「場所」と「行動」を結びつける性質があります。「この椅子に座ったらギターを弾く」という条件づけが自然にでき、練習が習慣化しやすくなりました。
▼ ポイント
・テレビや家族の気配から少し離れた場所が理想
・コード譜や楽譜は見やすい位置に置く
・練習に使うものはすべてその場所にまとめる
■ 変化④ 防音対策で「気兼ねなく弾ける」状況を作った
家族や隣人への音の配慮は、50代の自宅練習で特に重要な課題です。
私が取り組んだのは以下の3つです。
- 防音カーテンを窓に設置する
- 練習する部屋の床にラグを敷く(音の反響を抑える)
- 練習時間を「家族が起きている時間帯」に限定する(深夜はヘッドフォン使用)
弱音器はアコースティックギターのブリッジ付近に取り付けて音を抑える消音グッズで、弾いたときの弦の振動を抑えて音量を小さくする効果があります。アコースティックギターをお使いの方は弱音器も有効な選択肢です。
「音を気にして萎縮しながら弾く」状況から解放されると、演奏そのものの楽しさが変わります。
■ 変化⑤ 練習記録を「見える化」した
最後に取り組んだのは、カレンダーに練習した日に印をつける「練習記録の見える化」です。
壁に貼ったカレンダーに○印がつくたびに「今日も練習した」という達成感が生まれ、連続記録を途切れさせたくないという気持ちが練習の継続を後押ししてくれました。
デジタルのアプリより、紙のカレンダーに手書きで印をつける方が「積み重なっている感」が出て効果的だと感じました。
■ 環境整備でかかった費用の目安
| アイテム | 費用目安 |
|---|---|
| ギタースタンド | 1,000〜3,000円 |
| ヘッドフォンアンプ | 8,000〜20,000円 |
| ヘッドフォン | 3,000〜10,000円 |
| 防音カーテン | 5,000〜15,000円 |
| ラグ(防音マット) | 3,000〜8,000円 |
すべて一度に揃える必要はありません。まずギタースタンドだけでも、練習頻度が大きく変わります。
■ まとめ:練習環境整備の優先順位
- ギタースタンドを置いて目立つ場所に飾る(最優先・最安)
- ヘッドフォン環境を整えて時間を問わず練習できるようにする
- 練習コーナーを作り専用スペースを固定する
- 防音対策で気兼ねなく弾ける状況を作る
- 練習記録を見える化してモチベーションを維持する
練習環境を整えることは「ギターが上手くなることへの投資」です。50代のギター再開者にとって、環境整備は技術の習得と同じくらい重要な要素だと、私自身の体験から断言できます。
■ 練習の方向性に迷ったら:プロのレッスンで加速する
環境が整ったら、次は練習の内容をプロに確認してもらいましょう。オンラインレッスンで一度見てもらうだけで、練習の質が一気に変わります。


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