ギターを再開してから、ライブやコンサートの楽しみ方が大きく変わりました。
以前は「好きなアーティストの演奏を楽しむ」だけだったライブが、ギターを弾くようになってからは「演奏技術を観察する場」「フレーズを盗む場」「感情表現を学ぶ場」へと変化していきました。
この記事では、50代でギターを再開した私がライブ・コンサート観戦でどんな変化を感じたかをリアルにお伝えします。
■ 再開前のライブ観戦:「感じる」だけだった
ギターを再開する前、ライブはただ「楽しむ場所」でした。
好きな曲が流れたら盛り上がる、アーティストのパフォーマンスに感動する——それだけで十分満足していました。
「ギタリストが何フレットを押さえているか」「どんなエフェクターを使っているか」「右手のピッキング角度はどうか」——こういうことは気にも留めませんでした。
■ 変化① ギタリストの手元から目が離せなくなった
ギターを再開してから最初に起きた変化は、ライブでギタリストの手元を無意識に追うようになったことです。
「あのコード、どうやって押さえているんだろう」「そのリフはどのポジションで弾いているんだろう」——以前は見えていなかったギターの動きが、目に飛び込んでくるようになりました。
同じライブを見ているのに、ギターを弾く人と弾かない人では、まったく違う体験をしているのだと気づきました。
■ 変化② 音の「細部」が聴こえるようになった
ギターを練習していると、自然と耳が育ちます。
以前は「なんとなくかっこいい音」として聴いていたギターサウンドが、ギターを弾くようになってから「あのチョーキングのタイミングが絶妙だ」「ビブラートの速さと深さが完璧だ」「今のフレーズはドリアンスケールを使っている」という聴き方に変わりました。
「弾く側の経験」を持つことで、初めて「聴く側」としての感動が深まります。この変化はギターを再開してから最も豊かだと感じる体験です。
■ 変化③ ギタリストへの「敬意」が生まれた
ギターを弾き始める前は、プロのギタリストの演奏を聴いても「うまいな」という感想しかありませんでした。
しかしギターを自分で弾くようになってから「このフレーズをあのテンポで弾けるのはどれだけの練習量があるのか」「この音色を出すためにどれだけ機材を研究したのか」という視点が生まれ、演奏者への深い敬意が芽生えました。
自分が苦労している場面を、プロがあっという間に、しかも感情豊かに演奏する様子を見ると、鳥肌が立つような感動を覚えます。これはギターを弾く人だけが味わえる特別な感動だと思っています。
■ 変化④ ライブが「学びの場」になった
ギターを再開してからは、ライブが「楽しむ場」であると同時に「学びの場」になりました。
・ステージ上のギタリストのエフェクターボードの構成を確認する
・チョーキング・ビブラート・スライドなどのテクニックを観察する
・バンドアンサンブルの中でギターがどんな役割を果たしているかを分析する
ライブ後には「今日覚えたフレーズ」「真似したいテクニック」をメモするようになりました。ライブが上達のきっかけになっています。
■ 変化⑤ 観るジャンルが広がった
ギターを再開する前、観に行くライブはほぼ決まったアーティストのものだけでした。
しかしギターを弾くようになってから「ブルースギタリストの演奏を生で見たい」「ジャズのセッションを間近で観たい」「あのフィンガースタイルギタリストのライブに行きたい」という新しい動機が生まれ、観るジャンルが大きく広がりました。
「好きな曲だから行く」から「勉強になるから行く」「刺激を受けたいから行く」という動機が加わったことで、音楽ライフがさらに豊かになりました。
■ 変化⑥ セッションバーが「ライブの場」になった
コンサートホールやライブハウスだけでなく、セッションバーも「ライブを観る場所」になりました。
セッションバーでプロや上手なアマチュアの演奏を間近で観ると、コンサートとは違った学びがあります。距離が近いため、指の動きや表情、他の楽器との合わせ方まで細かく観察できます。
「次のセッションで試してみよう」というモチベーションが、観戦のたびに生まれます。
■ ギターを弾く人だけが得られるライブの楽しみ方
| 観戦のポイント | 観るべきこと |
|---|---|
| ギタリストの左手 | コードフォーム・ポジション移動・フィンガリング |
| ギタリストの右手 | ピッキング角度・ストロークの強弱・ミュートのタイミング |
| 音色・エフェクト | どんなエフェクターを使っているか・音色の変化 |
| バンドアンサンブル | ギターが担う役割・他の楽器との音のバランス |
| 感情表現 | チョーキング・ビブラートの表現・フレーズの間の取り方 |
■ まとめ:ギター再開後のライブ観戦の変化
| 変化 | 内容 |
|---|---|
| ① | ギタリストの手元から目が離せなくなった |
| ② | 音の細部が聴こえるようになった |
| ③ | 演奏者への深い敬意が生まれた |
| ④ | ライブが「学びの場」になった |
| ⑤ | 観るジャンルが広がった |
| ⑥ | セッションバーも「ライブの場」になった |
ギターを弾くことは、演奏技術を身につけるだけでなく「音楽を深く楽しむ耳と目」を育てる体験でもあります。50代からのギター再開は、ライブやコンサートの楽しみ方を何倍にも豊かにしてくれます。
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