「同じ時期に始めたのに、なぜあの人はもう弾けているの?」「毎日練習しているのに上達の差が出るのはなぜ?」——ギターを練習している50代の方から、こんな声をよく聞きます。
ギターの上達スピードは、「センス」や「才能」ではなく「習慣」で決まることがとても多いのです。正しい習慣を持つことで、誰でも上達を加速させることができます。
この記事では、50代のギター再開者向けにギターの上達が早い人が持つ7つの特徴と習慣を解説します。
■ 上達が早い人の共通点:才能より習慣
ギターが上手くなる人には、いくつか共通する特徴があります。まず、最も重要なのは「継続力」です。ギターは短期間で習得できるものではなく、地道な練習が上達に直結します。毎日コツコツと練習を続けられる人ほど、技術が向上しやすいです。
「センス」や「才能」ももちろんゼロではありませんが、それ以上に大切なのは「続けるための工夫」をしていることです。
■ 特徴・習慣① 毎日ギターに触れる
特別な時間をつくるのではなく、朝起きてチューニングだけする・夜に5分ストローク練習をするなど、ギターが日常の中に自然にある人は強いです。
「毎日弾く人」が「週末にまとめて弾く人」より圧倒的に上達が早い理由は、脳と指の記憶のメカニズムにあります。毎日触れることで指の感覚が鈍らず、自然にフォームが身についていきます。
50代の実践法:
・朝食後にギターを手にして5分だけ弾く
・練習のためではなく「触れるだけ」でもOK
・ギターをスタンドに出しっぱなしにして手に取りやすくする
■ 特徴・習慣② 目標が明確である
ギターを弾く目的はさまざまですが、上達するためには自分の目的や目標を明確にして、その目的に向かって練習することが大切です。
目標が漠然としていると練習の方向性が定まらず、「何のために練習しているかわからない」という状態に陥りやすいです。
「今月中にC→Am→F→Gのコード進行をテンポ80でスムーズに弾く」という短期目標と、「1年後にセッションに参加できるレベルになる」という長期目標の両方を持つことが効果的です。
■ 特徴・習慣③ 自分の演奏を録音して聴き返す
録音して自分の演奏を確認する習慣がある人は、自己評価を行いながら成長できます。客観的に自分の演奏を聴くことで、リズムや音の質に対する気づきが生まれ、上達のポイントを見つけやすくなります。
演奏中はどうしても「弾くこと」に意識が集中するため、客観的な問題点に気づきにくいです。録音して聴き返すことで「リズムがズレている部分」「コードチェンジが遅い部分」が明確にわかります。
50代の実践法:
・週1回同じ曲を録音して前回と比較する
・スマホの録音アプリで十分
・録音した音を聴くことが苦痛でも続けることが大切
■ 特徴・習慣④ リズム感を意識して練習する
ギターが本当に上手い人の特徴として、リズム感の良さがあります。実はギターが下手に聴こえてしまう主な原因として、リズム感の問題があげられることが多いです。
簡単なフレーズでも、ズレずにピッタリ合わせられるとノリやすくなります。逆にどれだけ技術があってもリズムが走ったりもたったりすると台無しです。
実際にプロの現場で活躍するギタリストでも、メトロノームを使った基礎練習をずっと欠かさずに行っています。
50代の実践法:
・すべての練習をメトロノームに合わせて行う
・最初は遅いテンポから始める(BPM60程度)
・リズムが安定したら少しずつテンポを上げる
■ 特徴・習慣⑤ 苦手な部分を集中的に練習する
上達が早い人は「弾ける部分」ばかりを繰り返さず、「弾けない部分」を集中して練習します。
一つ一つのテクニックを確実に身につけていくことが大切です。どれも中途半端なままだと、いつまでたってもうまくなりません。特に初心者に多いのが、基礎練習を疎かにして、いくつもの技術を同時に身につけようとするパターンです。
50代の実践法:
・1回の練習で「今日の苦手課題」を1つ決める
・苦手部分だけを10〜20回繰り返す
・「できた」と感じるまで次に進まない
■ 特徴・習慣⑥ 好きな曲・好きなジャンルで練習する
「好きはものの上手なれ」と言われるように、ギターは好きなアーティストの好きな曲を練習するのが一番早く上達します。
「これなら負けない!」というように好きなジャンルに特化して練習した方が、よりあなたの個性を活かすことができます。
練習がノルマになっていると上達が遅くなります。「楽しいから練習してしまう」という状態を作ることが、長期的な上達の最大の秘訣です。
50代の実践法:
・基礎練習の後に必ず好きな曲を弾く時間を作る
・弾きたい曲があるから練習する、という動機を大切にする
・ジャンルを絞ることで上達が加速する
■ 特徴・習慣⑦ 小さな成長を自分で見つけられる
今日はミュート音が減った、昨日よりコードチェンジが速くなった——そんな些細なことにも喜べる人は、挫折しづらく、上達も早い傾向があります。
ギターの上達は毎日コツコツ弾いて1ヶ月単位でようやく違いがわかるくらいです。短期的な成果を求めすぎず、小さな変化を積み重ねる視点が長期的な上達につながります。
50代の実践法:
・練習日誌に「今日できるようになったこと」を1行書く
・3ヶ月前の自分の動画と比較する
・他人と比べず「過去の自分」との比較を習慣にする
■ 50代の上達が早い人の特別な強み
50代には若い頃にはない「上達を加速させる強み」があります。
| 50代の強み | 上達への影響 |
|---|---|
| 継続する精神力 | 衝動的に始めてすぐ飽きない |
| 結晶性知性 | 音楽理論・音楽の深い理解 |
| 人生経験 | 演奏に感情と深みが出る |
| 時間管理能力 | 限られた時間を効率よく使う |
| 忍耐力 | 停滞期を乗り越えられる |
■ 上達が遅い人がやりがちなこと
| やりがちなこと | 問題点 |
|---|---|
| 弾ける部分ばかり練習する | 苦手が克服できない |
| ながら練習をする | 集中力が分散する |
| 録音して聴き返さない | 問題点に気づけない |
| 毎回違う練習方法を試す | 継続効果が出ない |
| 人と比べて落ち込む | モチベーションが下がる |
■ まとめ:上達が早い人の7つの習慣
| 習慣 | ポイント |
|---|---|
| ① 毎日触れる | 5分でも毎日継続する |
| ② 目標を明確にする | 短期・長期両方の目標を持つ |
| ③ 録音して聴き返す | 週1回客観的に自分を確認する |
| ④ リズムを意識する | メトロノームを必ず使う |
| ⑤ 苦手を集中練習する | 弾けない部分を重点的に |
| ⑥ 好きな曲で練習する | 楽しさがモチベーションを維持する |
| ⑦ 小さな成長を見つける | 過去の自分と比較する |
上達が早い人に共通するのは「才能」ではなく「正しい習慣」です。7つの習慣を一度に全部取り入れる必要はありません。今日からひとつだけ始めることが、50代のギター上達の第一歩になります。
■ 正しい練習方向をプロと確認したい方へ
上達を加速させる最も効果的な方法のひとつは、プロに一度フォームと練習方法を確認してもらうことです。


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